Story.17 ページ20
nb side.
「はあぁぁぁぁ……」
帰ってくるなり、ソファに体を沈めてうめく。
雑誌の撮影とインタビューはもちろん疲れたけれど、俺が今猛烈に疲れている原因は、それとは別のことにある。
「相談、してみる…か……？」
「好きなときに連絡してくれてええから！」とは言ってくれたものの、向井さんにだって事情があるだろうし、いつでも空いているわけではないだろう。
それに、体作りのことはまだしも、運命の人を探してるなんて、果たして信じてもらえるだろうか。
だって、「本名も分からないけれど、幼少期から探している運命の人がいる」なんて、怪しすぎる。運命の人を探してるなんて、ストーカーの言い訳みたいにも聞こえてきた。
でも向井さんを信用していない、っていうのも良くないよな……なんて思うと、考えは永遠にまとまらない。
15分くらい悩みまくった結果、とりあえず体作りのことについてだけ相談することにして、脳内会議は一度終了。
『LINE交換ありがとうございます。
相談したいことがあるのですが、向井さんの都合が良い日を教えてもらえると助かります。』
LINEをすると、割とすぐに
『了解です！
それじゃあ、再来週の土曜日でええですか？』
と返ってきた。スケジュールアプリをチェックすると、ちょうどその日はオフ。
『大丈夫です。ありがとうございます』
そう返信すると、すぐに笑顔でOKポーズをするスタンプが返ってくる。
最近は仕事もあったし、仕事仲間と言えるような友人もいなかったから、誰かと休日に会うなんて学生時代以来かもしれない。
そう思うと、少し頬が緩んだ。
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苺みるくラテ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (1月17日 21時) (
レス) id: 00ab994726 (このIDを非表示/違反報告)
葵 涼翔(プロフ) - ℛさん» 嬉しい感想、ありがとうございます！現在続きを書き溜めしている途中ですので、ぜひ楽しみにしててもらえると幸いです！ (12月5日 12時) (レス) id: e32b23911b (このIDを非表示/違反報告)
ℛ - めちゃくちゃ好きです、続き待ってます！応援してます (12月4日 18時) (レス) @page30 id: c3fc1ccfa6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵 涼翔 | 作成日時：2023年10月27日 14時
