Story.11 ページ13
mm side.
『場所、ここでいいですか？空いてる時間あったら返信ください』
送った文章に既読がついた途端、俺は唐突に、自分の文章が変に思えてくる。
え、文章変じゃね？「空いてる」じゃなくて「空いている」の方が良かったとか？っていうかそもそも押し付けすぎかな……？
(……待って、急に不安になってきた)
でも既読がついたから取り消せないし……と思うと、嫌われるんじゃないか不安で不安で頭狂いそう。
え、待って、今思ったけど楽屋でひとりで足ジタバタさせてるやつって変人じゃね？まいいや。
そろそろ頭の中がカオス状態になってきた頃、向井さんから返信がきた。
『仕事20時に終わるんで、それ以降でもええなら！』
「よっ……………っしゃぁっ……！！！」
楽屋でひとりガッツポーズを決める。っていうかLINEの文面も関西弁なんだ、可愛いな。
……とまあ、ここまで読めば大体見当がつくと思うけれど、俺は向井さんに恋をしている。
最初は一目惚れだったけれど、最近は撮影を重ねるにつれて細かい仕草や表情が見られるようになってきて、さらに沼に沈んでいる気がする。
だから俺は康二くんに猛アタックして、連絡先を交換してもらい、さらに今日は一緒に食事にも行くことになったんだけど……
(……あの康二くん、そんなに嫌がって無かったよね…なんなら、ちょっと嬉しそう……？)
待って待って、これってもしかして脈アリだったりする……！？
それに思い当たった俺は、仲のいい知り合いのトレーナーさんにLINEを送ってみる。
『ねえ、俺康二くんに好かれてるかも……＼(^o^)／』
『え、康二って誰？っていうか自意識過剰じゃない？』
……まあ、そんなもんか。
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苺みるくラテ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (1月17日 21時) (
レス) id: 00ab994726 (このIDを非表示/違反報告)
葵 涼翔(プロフ) - ℛさん» 嬉しい感想、ありがとうございます！現在続きを書き溜めしている途中ですので、ぜひ楽しみにしててもらえると幸いです！ (12月5日 12時) (レス) id: e32b23911b (このIDを非表示/違反報告)
ℛ - めちゃくちゃ好きです、続き待ってます！応援してます (12月4日 18時) (レス) @page30 id: c3fc1ccfa6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵 涼翔 | 作成日時：2023年10月27日 14時
