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「どこで飲んでたの？」
ソファーの隣に座ってAが言う。
「玉森くんとこ」
「ひとりで？」
「みんなと一緒」
「ふうん......」
Aは、何かを悟ったような目で俺を見る。
「......今日、神山先生のところに行ってきた」
「うん。聞いた」
「うみの様子がちょっとおかしかったから」
「大丈夫なの？うみ」
「うん。ちゃんと診てもらえたし」
「そっか」
それきり、何を言っていいかわからなくなってしまった。
店を出た頃よりはましになったとはいえ、酔いはまだ醒めていないし、なんなら、ますます何も考えられなくなってきた。
本当に聞きたいのは、うみのことじゃない。
そりゃ、心配は心配だけど、うみの状況はもう神山くんから聞いて知っている。
俺がAに聞きたいのは、酔いに任せてここへ来た理由は......
「......元カレのこと？」
「え、」
「神山先生に聞いたんでしょ？今日一緒に来たって。......それでここに来たの？」
一撃で核心を突かれて、心臓がギクッとなった。
すべて言い当ててくる勘のいいAに、酔いのせいで、言い返す言葉も見つけられない俺。
ふと浮かんだ言い訳を、苦し紛れに口にするのが精いっぱいだった。
「......深澤くんが心配してたから」
「深澤さんが？」
「だってさ。まだ元カレと切れてないんでしょ？」
「切れてないっていうか......たまにメッセージが来るだけだよ」
「それを切れてないって言うんじゃないの？」
「......そう言われれば、そうかもしれないけど......」
「だから、その......深澤くんのかわりに聞きに来た、みたいな」
そういえば、この部屋には、深澤くんも呼び出されたんだっけな。
このグラスを使うのは、このソファーに座るのは、俺でいったい何人目なんだろう。
そう思った途端、感じたくもない嫌な感情が湧き上がってくる。
こんな気持ちになるのは......たぶん、酔いのせいじゃない。
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えみゅ(プロフ) - ayaさん» ありがとうございます⭐️私もこのメンバーが好きで...またいつか書きたいなぁと思っちゃいました。虎といるときとはちょっと違ううみくん、かわいいですよね(^^) (4月30日 9時) (
レス) id: bb58f65b86 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 完結おめでとうございます！お疲れ様でした！HGLのとくに好きな仲間たちだったので嬉しかったです☺️うみくんの後輩力は素晴らしいですよね！可愛がられる素質があるというか！そんな可愛らしさもお話にぴったりでした✨ありがとうございました！ (4月29日 10時) (レス) @page43 id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えみゅ | 作成日時：2024年3月7日 22時
