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「その元太の飲み会のとき、海人、女の子に気に入られてなかった？」
「え？あー、そうだっけ」
「はは。やっぱ忘れてる」
「忘れてるっていうか、最初からそういうつもりじゃなかったから、覚えようっていう気すらなかったかも」
「なぁんだ。その後どーにかならなかったの？って聞こうと思ったのに」
無邪気に笑って、海斗はまたビールを飲む。
グリーンサラダと、その他にもいくつか料理が届いて、テーブルが一気に賑やかになった。
「それがね、どーにもならないのよ」
ドクドクドクドク......
心臓の動きが速くなる。
緊張で言葉を詰まらせないように、と、俺は平静を装って言った。
「......ねぇ、海斗」
「んー？」
「俺ね。好きな子ができた」
「えっ？」
意表を突かれて、海斗の動きがピタリと止まった。
箸を持つ手も、摘んだサラダも、それを受けようとしていた小さな皿も。
すべてがストップウォッチを押されたみたいに、固まって見えた。
それはほんの一瞬の出来事のはずなのに、永遠のように長く感じられた。
海斗は大きく見開いた目をこっちに向け、持っていた物を全部、静かにテーブルに置いた。
「......好きな子？」
「うん」
「俺の知ってる子？」
「うん」
「えっと......それは、うちの会社の、」
「うん。Aだよ」
えっ、と、声にならない声が、海斗の口から漏れた。
お互いに目が合ったまま、動けないでいる。
とうとう言った。
言ってしまった。
緊張感はそのままに、不思議と心が軽くなるのを感じた。
と同時に、これから返ってくるであろう海斗の反応が、怖かった。
「......ごめん。変なこと言って」
怖すぎて、反応を待たずに喋り出す俺。
同じような状況は、深澤くんで一度経験しているはずなのに、全部リセットされたような感覚になっていた。
「俺実は、あいつがうちの会社に入ってくる前から顔見知りで。でも別に仲良いとかそういうんじゃなかったし、殆ど初めましての状態だったから、海斗には言ってなかったんだけど.......」
「そうなんだ......」
「いやでも、好きになったのはもっと後で、っていうか俺も自分であんまり気づいてなかったんだけど、でも......」
「告白されたんでしょ？」
思いがけない言葉に、今度はこっちの動きが止まる。
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えみゅ(プロフ) - ayaさん» ありがとうございます⭐️私もこのメンバーが好きで...またいつか書きたいなぁと思っちゃいました。虎といるときとはちょっと違ううみくん、かわいいですよね(^^) (4月30日 9時) (
レス) id: bb58f65b86 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 完結おめでとうございます！お疲れ様でした！HGLのとくに好きな仲間たちだったので嬉しかったです☺️うみくんの後輩力は素晴らしいですよね！可愛がられる素質があるというか！そんな可愛らしさもお話にぴったりでした✨ありがとうございました！ (4月29日 10時) (レス) @page43 id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えみゅ | 作成日時：2024年3月7日 22時
