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「......感想、海斗が聞いてみてよ」
「俺が？」
「うん。後で、昼休みにでもさ。これ観てもらえばいいじゃん」
「Aちゃんに？」
俺が黙って頷くと、「いいけど」と海斗は答えた。
あいつのこと避けてるって、気づかれないようにしないと......。
あいつと何かあったと、海斗に知られないようにしないと。
敵から身を隠す小動物みたいに、内心ビクビクしている俺。
なんか疲れるわ。
「......あの、深澤さん」
海斗が俺から視線を外し、深澤くんを見る。
「深澤さんて、Aちゃんと会ったりしてるんですか？」
「えっ？」
思いがけない海斗の問いかけに、深澤くんの顔が一瞬、強張った。
ふたりの間に見えない緊張感が走る。
「会ってるっていうか、まあ......たまに、時間が合えば」
「ですよね」
「最近はそんなでもないけど。俺も今の職場に移って、いろいろ忙しいし」
「なるほど」
そう言ってニコッと微笑む海斗の気持ちが、わかるようでわからない。
けれど、わからないようで、わかる気がする。
深澤くんとAが重ねてきた時間は、海斗にも俺にも窺い知れないもの。
それが、たとえ、恋愛とは関係のないものであっても。
「それじゃ、今日はこれで」
「はい。ありがとうございました」
深澤くんがミーティングルームを出て行き、海斗とふたり、ぼそぼそと話しながら後片付けをする。
さっきの緊張感がこっちにまで伝染し、俺はまたビクビクとした小動物に成り下がる。
「......俺らに遠慮してるのかな、深澤さん」
ぽつり、と海斗が言う。
「自分で直接聞いてもいいのにね。感想なんて」
「あー......まあね」
「Aちゃんと仲良さそうなのに」
「仲は......いいだろうけど」
「特別に仲良し、なんじゃないの？」
「いや、それは......」
「特別に」の部分が太字になって聞こえてきて、焦る。
これは海斗の嫉妬であり、不安だ。
それを打ち消してやれるのは、たぶん、俺しかいない。
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えみゅ(プロフ) - ayaさん» ありがとうございます⭐️私もこのメンバーが好きで...またいつか書きたいなぁと思っちゃいました。虎といるときとはちょっと違ううみくん、かわいいですよね(^^) (4月30日 9時) (
レス) id: bb58f65b86 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 完結おめでとうございます！お疲れ様でした！HGLのとくに好きな仲間たちだったので嬉しかったです☺️うみくんの後輩力は素晴らしいですよね！可愛がられる素質があるというか！そんな可愛らしさもお話にぴったりでした✨ありがとうございました！ (4月29日 10時) (レス) @page43 id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えみゅ | 作成日時：2024年3月7日 22時
