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「今日、Aちゃん来たで。うみ連れて」
「え、そうなんすか......」
「ん？知らんかった？」
黙って頷くと、隣から樹くんの「うみ？」という声が聞こえる。
「うん。Aちゃんの愛犬」
「へー、犬飼ってるんだ」
「うちの患者さんやねん」
「どっか悪いんすか？」
「悪いってか、まあ、年齢的なもんかなぁ」
うみの話題で盛り上がる樹くんと神山くんを他所に、俺の頭の中は別のことがぐるぐる回っていた。
神山くんのところに行くのに、Aからは何の報告もない。
それが腑に落ちないというか、ショックというか。
あんな電話の切り方をしたら、そうなるのも無理ないかもしれないけれど......。
「そんでさぁ、海人？」
神山くんが眉間に皺を寄せながら言う。
「誰？あの男」
「えっ？」
「Aちゃんと一緒に来た男。それも知らん？」
慌てて首を横に振る。
Aと一緒に来た男、って？
「どんな人......でした？」
まさか......と思い、恐る恐る尋ねた。
「俺より背が低くて......目がおっきくて、こう、睫毛バサバサってしてて」
「いや。そんな感じやなかったなぁ」
海斗かもしれない。
直感でそう思ったけれど、神山くんはあっさりと否定した。
それから、神山くんの口から語られたその男の特徴に耳を傾けながら、頭の中で整理していると、
「......それ、あいつだ」
目の前から突然、声が飛んできた。
深澤くんだった。
「たぶん、元カレだ」
「へ......」
(モトカレ.......？？)
予想外のワードに一瞬、時が止まった。
ゆっくりと、解読するように頭の中で反芻してみたけれど......
......言われてみれば、そうだ。
神山くんの言う男の特徴と、俺が実際に見た元カレの外見は、確かに合致する。
引っかかっていた何かがストンと落ちたと同時に、モヤモヤしたものが胸を占拠した。
つまり、Aはいつのまにか元カレと会っていたってこと......だよね？
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えみゅ(プロフ) - ayaさん» ありがとうございます⭐️私もこのメンバーが好きで...またいつか書きたいなぁと思っちゃいました。虎といるときとはちょっと違ううみくん、かわいいですよね(^^) (4月30日 9時) (
レス) id: bb58f65b86 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 完結おめでとうございます！お疲れ様でした！HGLのとくに好きな仲間たちだったので嬉しかったです☺️うみくんの後輩力は素晴らしいですよね！可愛がられる素質があるというか！そんな可愛らしさもお話にぴったりでした✨ありがとうございました！ (4月29日 10時) (レス) @page43 id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えみゅ | 作成日時：2024年3月7日 22時
