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「か、一也近いよ///歌うから離れて」
顔を赤くしちゃってほんと可愛い。
Aは先ほどと同じように歌い出す。
Aが歌うと、心が温かくなってあの心が躍るような感じがしてくる。
しばらく、聞いてくると。遠慮がちに
「もう、いい?結構、一也の前で歌うの恥ずかしい///他の人なら大丈夫なのに。」
可愛すぎて、こっちまで顔が赤くなりそうだ。
いきなり、デレられるのは心臓に悪い。
せっかく、Aも歌ってくれたので、俺もピアノを弾きたい。
「Aの声聞いてたら、俺もピアノ弾きたくなってきた。さっき、Aが歌ってた歌なら合わせられそうだし、合わせてみない?」
「一也、ピアノ弾けるの?もちろん、私は大丈夫だよ!」
嬉しそうに、頷いてくれた。
さて、俺の手はちゃんと動いてくれるだろうか。リハビリもろくにやってないが、今なら動きそうな気がしている。
Aに手のことがばれないように、ピアノを弾く。
弾き始めると、Aが加わってきた。
綺麗な歌声で、俺はそれを聞いてまた、惚れ直した。
さっきまでの不安が飛び、手の怪我が嘘のように動き始めた。
きっと、Aのおかげだろう。
俺のピアノの音と、Aの歌声が空き教室に響いた。
−−−−−−−−−−
Aサイド
一也がピアノを弾いてくれるようだ。
本番も、ピアノの伴奏に合わせるので本番のような気分になってきた。
ワクワクしてきた。
一也の伴奏が始まる。
その瞬間、思わず歌うのをやめてしまいそうになった。
一也のピアノを歌う姿に見惚れてしまった。
慌てて歌い出す。
歌いながらも、一也をチラチラ見る。
さっきまでとは別人だった。
音楽に合わせて少し動く体や、鍵盤の上で躍る綺麗な指。全てが、かっこよく見える。
私は恋に落ちてしまった。
−−−−−−
歌声が止まり、伴奏もやむと、
2人は声を合わせて、待ちきれないとばかりに大きな声で
「「私と(俺と)付き合ってください」」
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作者名:1115 | 作成日時:2017年9月24日 23時