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私は、しばらく御幸くんに抱きしめられていた。
私を抱きしめている時の御幸くんは少しいつもより幼く見えて、可愛かった。
そろそろ、抱きしめられて、30分ぐらい経つ。
「一也、もうそろそろ離して‥？」
「ヤダ、Aのこと離したくない。約束も守ってくれないし、このまま閉じ込めちゃおうかな？」
「それは、困るよ一也。もう、男の人と話さないから。ね？」
「しょうがないなぁ、ちゃんと守ってね。」
御幸くんは、名残惜しそうに私を離した。
会話だけ聞くと、ちょっと独占欲が強すぎる彼氏と、その彼女だ。
でも、実際は教師と生徒だし、それに私は内心ビクビクしている。
この歪んだ関係はいつまで続くのだろうか。
私には、この歪んだ関係の最後の未来が想像できない。
「明日、学校だから、また明日。」
逃げ出すように玄関の扉に手をつける。
「じゃあね、A。また、明日。」
意外とすんなり帰してくれそうだ。
暴力は振るわれなかったと安堵しながら、玄関の扉を開けて、出て行こうとした。
「なんて言うと思った？」
視界が真っ暗になり、御幸くんの手が目を覆い隠した。
手をあざができるほど掴まれ、体を抱き寄せられた気がした。
一瞬何が起きているかわからなかった、わかるのは手の痛みだけだ。
「ほんとはこのまま返す予定だったけど、玄関の前であんなことされたら無理でしょ。」
「え、」
私の言葉は御幸くんの唇で塞がれた。
「んっ、かずやっ、やめてっ。」
必死に抵抗するが、相手は男だ、私の力ではかなわない。それに、御幸くんの手で視界が塞がれていて、恐怖感がさらにつのった。
一旦、唇を離すと、もう一度キスしてきた。今度は、なにか薬のようなものが口の中に入ってきた。飲まないようにしたいのに、御幸くんのキスで飲まされてしまった。
さらに深いキスをされる。なんだか、眠気が襲ってきてそこから意識がとんだ。
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1115(プロフ) - しのっち。さん» ありがとうございます！そういっていただけで、とっても嬉しいです！更新頑張ります！ (2017年9月23日 6時) (
レス) id: 6e167ce53a (このIDを非表示/違反報告)
しのっち。(プロフ) - 正直、御幸先輩はSっ気しかイメージなかったけど、気になって読んでみたら、見事にハマりました！続き楽しみにしてます！ (2017年9月22日 23時) (レス) id: f50e998c97 (このIDを非表示/違反報告)
1115(プロフ) - RKさん» ありがとうございます！初投稿で不安なところに、コメがきて舞い上がっております笑これからも、頑張ります！ (2017年9月17日 11時) (レス) id: 6e167ce53a (このIDを非表示/違反報告)
RK - ヤンデレ苦手だけど御幸先輩だったらいいかな〜と思い、読んでみました。 ちょっと怖い御幸先輩も最高でした、ありがとうございます！ (2017年9月17日 10時) (レス) id: cbeab12f73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：1115 | 作成日時：2017年9月15日 21時
