隠し事

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望side


ずっと…ずっと見てくる…

次なにされるんやろ…

怖いし、泣きそうや…


もうそれしか頭にはなくて
収録してることなんてほぼ忘れてた。


｢はい、これで終了です。お疲れ様でしたー｣


いつの間にか、終わった。

…もう、帰ろ。


淳太｢なぁ、お前ら顔色悪いけど、大丈夫か?
3人とも熱とかないよな?｣


そない、顔色悪いんかな…?
そう思うほど4人の顔は心配してた。


崇裕｢俺は、大丈夫や…｣


うそや、あんなにされてたのに…


流星｢俺は、少しだけど頭痛くて…｣


って、苦笑いした。


淳太｢はよ帰って寝た方がええで…で、望は…｣

望｢え、あー、なんとも…ない。｣

淳太｢ほんまに?｣

望｢ほんまやって!気にしすぎや!｣


ふーん、とか言ってなんとかバレずに済んだ。
ホントは、頭痛いけど、いいたくなかった。


｢濱田くん、流星くん、小瀧くん…｣

望｢…!?｣


その声は、紛れもなくあの男。


｢お話あるから来てくれるかい…?｣

淳太｢あの、こいつら、体調悪いんで帰らせたいんですが｣

｢私、この番組のプロデューサーです。少しなんでお話させて下さい｣


お願いや…帰らせて…
だけど、そんな思いはあっけなく裏切られた。


淳太｢…わかりました｣


もう、嫌やって…

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