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翌日。
だいぶ気持ちは落ち着いていた。
昨日はたく兄が急に彼氏みたいなことするから、ああなっちゃっただけ。
そう、私は意識していない。
自分に言い聞かせた。
そういえば、たく兄が帰るの明日じゃん。
ということは、今日のうちにたく兄とやりたいこと、やっとかないといけない！
気持ちを切り替えないと、時間がもったいない。
私はたく兄と晩酌がしてみたかった。
私はまだお酒は飲めないけど、おつまみ食べてジュース飲むの。ちょっと大学生先取り感あるでしょ？
たく兄に、「今日の夜おつまみとジュース持っていっていい？」と聞くと、「いいよ。俺も酒買っとこ。」と連絡がきた。ふふ、楽しみ。
「んん〜〜、あついぃ〜、このへやあついよ〜〜」
「おい、お前間違えて俺の酒飲んだな？！水飲め！水！！」
私は、間違えてたく兄のお酒を飲んでしまったみたい。当たり前だけど、私はお酒に強くないことを初めて知った。つま先まで赤くなっている。
「あははは！たく兄！たのしい！！」
感情の制御がうまくいかない、とにかく楽しい気持ちになっていた。
「はいはい、水飲んで、自分ち帰るぞ。」
そういって私の手を引っ張って立たせてきた。
その瞬間、体がぐらつく。
「わ、わわ、、」
「あーもう、しゃーねーな。」
たく兄の背中に乗せられる。もしかして、おんぶされてる、、、？！
「た、たく兄！重いから！降ろして！」
「お前一人くらいいけるわ。ほら、手空いてねーからこのドア開けろ。」
と、平気で私を運ぶ。すごいなぁ、やっぱ男の人だなぁ、いつもこんなに高いところから見下ろしてるんだぁ。
お酒のせいで判断力が鈍くなっている私は、首元に思いっきり抱き着いて、肩に顔を擦り付けて目いっぱい甘えてしまった。
いいにおい、、くらいしか頭の中になかったけれど。
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雪葉(プロフ) - junさん» jun 様 ありがとうございます！！励みになります涙 これからもよろしくお願いします！ (2020年10月1日 18時) (
レス) id: 9fa34ce2eb (このIDを非表示/違反報告)
jun(プロフ) - 前回に続き雪葉さんの書く文章は最高です！お気に入り作者さんに入れさせて頂きました！ (2020年10月1日 1時) (レス) id: 37d10c3172 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪葉 | 作成日時：2020年9月30日 23時
