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「またいんの。」
「安心して！今日は勉強聞かないから！」
「そこじゃねーよ。」
「お母さんに部屋片づけろって怒られたから匿って。」
「ここを都合のいい逃げ場にすんなよ。」
家が隣だと、帰る家が二つあるみたいでラッキー。こうやってお母さんに怒られた時はすぐにここへ逃げてくる。空調もあって漫画もゲームも充実してて最高じゃない？
「あ、こないだお前が言ってた漫画の最新巻本棚に入ってるぞ。」
「え、まじ？！最高なんだけど！ありがとうたく兄！」
「あいよー」
嫌がりながらも私を部屋に残してくれるし、私がぽろっと言ったことも覚えててくれる。こんな優しいことするから、私はあなたを諦められないんだよ。
そして来てしまったたく兄が東京へ戻る日。
「えー、もう戻っちゃうの。」
「戻るけど、次また冬帰ってくるから。Aも勉強がんばれよ。」
「お土産は東京ばな奈ね！！」
「はいはい、覚えときます。」
私の頭をぽんぽんと叩いて行ってしまうたく兄。
「子ども扱いすんなばーか。」
というつぶやきは、たく兄には届かなかった。
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雪葉(プロフ) - junさん» jun 様 ありがとうございます！！励みになります涙 これからもよろしくお願いします！ (2020年10月1日 18時) (
レス) id: 9fa34ce2eb (このIDを非表示/違反報告)
jun(プロフ) - 前回に続き雪葉さんの書く文章は最高です！お気に入り作者さんに入れさせて頂きました！ (2020年10月1日 1時) (レス) id: 37d10c3172 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪葉 | 作成日時：2020年9月30日 23時
