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『いらっしゃいませ。』
あれ、この人さっき見た人だ。
アイドルの人。
重「一人なんですけど。」
『カウンターへどうぞ。』
とおしぼりとお冷を持っていく。
重「あの、神ちゃんってここよく来るんですか？」
…神ちゃん？
ってもしかしてあの奇抜な方かな？
『申し訳ありません、
お名前は存じ上げてないのですが
同じグループの方でしたら
つい先週ご来店なりましたよ。
でもよく来るわけでは…
先週が初めてのご来店でしたので。』
重「え、ほんま？
すいません！変なこと聞いて！
ありがとうございます。」
とメニューを見始めた。
重「このおすすめメニューって
今食べたい物でも大丈夫なんですか？」
『はい、何が来ても大丈夫なように
材料は揃ってますので。』
重「じゃあおすすめメニューで
ハンバーグでお願いします！」
『かしこまりました。
少々お待ちください。』
調理している間
ぽつりぽつりと会話をした。
この人は重岡大毅さんというらしい。
グループ名はジャニーズWEST。
重「え、知らんかったん？
俺らの知名度もまだまだやな。」
『いや私全くテレビ見ないので
そのせいだと思います。
でもさっきCM拝見したんですけど
とてもキラキラしてて素敵でした。』
重「俺らアイドルさせてもらってますんで(笑)」
材料を混ぜ終えて空気抜きする時
重「従業員とかいないんすね、
一人で大変やないっすか？」
『大変ですけど、
料理を作ってる時とか
それをお客さんに食べてもらうことが
私にとって幸せなので
苦ではないです。
天職って言ってもいいくらい。』
重「へぇ。」
それ以上会話はなく
でも気まずくない空気で
空気抜きのぺち、ぺちという音
焼く時のジューという音が店内に響く
穏やかな時間が流れていた。
『お待たせしました。』
ライスのお皿と、
ハンバーグに付け合せの人参、マッシュポテト、
インゲンを乗せたお皿を置く。
重「いただきます！」
出来たてのハンバーグを
はふはふと食べる姿を眺める。
美味しそうに食べてくれて
こっちも嬉しくなる。
重「これ！めっちゃ美味い！
今まで食べたハンバーグの中で一番！」
『ふふ、ありがとうございます。』
その時またカランと音がした。
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緋於憂(プロフ) - 大好きな作品です、、頑張ってください (2018年4月29日 20時) (
レス) id: 0996ba82f4 (このIDを非表示/違反報告)
たぬき(プロフ) - みなみさん» ありがとうございます！今仕事が忙しいのですが、なるべく早く更新できるように頑張ります！ (2018年4月12日 14時) (レス) id: 480fbb4e52 (このIDを非表示/違反報告)
たぬき(プロフ) - のんさん» 遅くなってすみません！いつも応援ありがとうございます！ (2018年4月12日 14時) (レス) id: 480fbb4e52 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - 続き、楽しみにしています。 (2018年4月10日 22時) (レス) id: 5859841ccd (このIDを非表示/違反報告)
のん - 毎回楽しく読ませていただいてます！！たぬきさんの世界観、ほんまに大好きです(><)これからも更新頑張ってください！ (2018年4月3日 23時) (レス) id: 08bf6596b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たぬき | 作成日時：2018年3月25日 20時
