かぼちゃコロッケ ページ1
Cafe＆BAR トワイライト
ここが私のお店の名前。
従業員を雇えるお金はないから
一人で切り盛りしている。
『今日は立派なかぼちゃを仕入れたなー。』
大きくて甘そうなかぼちゃ。
おまかせメニューか
BARの時にお通しで何か作れないかと考えていると
カラン、とドアの鈴がなった。
『いらっしゃいませ。お一人様ですか？』
神「はい。」
『カウンターへどうぞ。』
入ってきたのは奇抜な男性。
おしぼりとお冷を出したら
ニコッと効果音がつきそうな笑顔で
ありがとうございますと言われた。
ありがとうと言われるのは好きだ。
言う方も言われる方も嬉しくなる。
神「あの、このおまかせメニューって
なんですか？」
『おまかせにされてもいいですし、
お客様が今食べたいものがメニューにない時に
こちらでなんでもお作りします。
というメニューになります。
1000円以内で。』
神「へえ、なんかおもろそうなんでそれ一つ。
食べたいのも思いつかないからおまかせで！」
『かしこまりました。アレルギーなどは？』
どうやら蟹が食べれないらしい。
あ、かぼちゃが使えるじゃないか！
煮付け？グラタン？
昼過ぎだし…
コロッケにしよう！
と調理を始めた。
油で揚げてるとカウンターから声が聞こえた
神「結局何になりました？」
『今日立派なかぼちゃが入ったので
かぼちゃのコロッケにしようかと。』
神「でっか！
え、ええんですか！？」
『もちろん。』
会話もそこそこに
油から上げる。
こんがり揚がったコロッケに
思わずうっとりする。
熱々を食べさせたいし
早く盛り付け
ご飯とお味噌汁もセットして
お客様の元へ
神「うまそ！
いただきます！」
サクッと音がなる店内
どうかな。
神「ん！
うま！！
え、美味いっす！これ！」
『良かったです。
そんながっつかなくても(笑)
コロッケは逃げないので
ゆっくり召し上がってください。』
ふぁい、と頬張りながら返事する姿に
母性がくすぐられる気がする。
年が同じくらいなのに。
少し微笑みながら
食べる姿を見ていた。
『お代は600円になります。』
神「あの、また来てもいいですか。
というか常連になるかも。」
『いいですよ、いつでもお待ちしております。』
そういうとまたニコッと笑って帰っていった。
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緋於憂(プロフ) - 大好きな作品です、、頑張ってください (2018年4月29日 20時) (
レス) id: 0996ba82f4 (このIDを非表示/違反報告)
たぬき(プロフ) - みなみさん» ありがとうございます！今仕事が忙しいのですが、なるべく早く更新できるように頑張ります！ (2018年4月12日 14時) (レス) id: 480fbb4e52 (このIDを非表示/違反報告)
たぬき(プロフ) - のんさん» 遅くなってすみません！いつも応援ありがとうございます！ (2018年4月12日 14時) (レス) id: 480fbb4e52 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - 続き、楽しみにしています。 (2018年4月10日 22時) (レス) id: 5859841ccd (このIDを非表示/違反報告)
のん - 毎回楽しく読ませていただいてます！！たぬきさんの世界観、ほんまに大好きです(><)これからも更新頑張ってください！ (2018年4月3日 23時) (レス) id: 08bf6596b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たぬき | 作成日時：2018年3月25日 20時
