Twilight (ページ5)

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天使ページ5

『お迎えに来ました～！』

エプロン姿の幼稚園の先生に声を掛けると

｢ヨサン君～！ほらお迎えきたよ～！｣

とヨサナお気に入りのユア先生に
手を引かれながら来た。

『ヨサナ～おかえり～！！』

とことこと歩いてくる私の天使。

『今日もありがとうございました！ヨサナ、
ユア先生にバイバイは？』

YS｢…ばいばい！｣

『よし、帰ろっか！！』

手を繋いで帰りながら途中にあるスーパーで
買い物をするのが私達の日課

YS｢きょうのごはんなにー？ちきん？｣

『チキンは一昨日食べたでしょ？』

YS｢じゃあ、あした？｣

『ヨサナは本当にチキンが好きね…笑』

そんな事を話しながら買い物をしていると

｢あら～可愛いお子さんね！女の子かしら？｣

知らない人に声を掛けられる。

『いや女の子じゃなくて男の子なんですよ～笑』

ヨサンは色白で可愛い顔をしているからこうやって
よく女の子に間違われる

『それと…私達、親子じゃなくて姉弟なんです…笑』

これが1番間違われる

私とヨサンは親子じゃなくて正真正銘の姉弟

私が高校生の時に両親が離婚
その後お母さんが再婚してヨサンが生まれた。

そういう訳で17歳差の姉弟になったという訳だが…

私とヨサンの現両親は2人ともデザイナーだから
海外出張が多く、年に2.3回しか帰って来れない為

私がずっとヨサンの世話をしているけど

ヨサンはお母さんの存在をちゃんと認識しているし
私の事もお姉ちゃんとして認識している。

だけど近所の人でも両親を見た事が無い人からは
こうやって親子に間違われる事が多い。

｢ええ？姉弟だったのね、！きっと弟さん
将来はイケメンね！！｣

『良かったね～ヨサナイケメンだって～』

私の後ろにすぐ隠れちゃうヨサン

私の幼稚園の時と同じ。ヨサンも引っ込み思案

スーパーで買い物を済ませて

帰宅する

ご飯を作っている間にヨサンをお風呂に入らせて
洗濯物を取り込んでご飯食べた後は、
ヨサンの相手をしながら後片付けして
幼稚園からの連絡帳の確認…

毎日バタバタだけどヨサンが生まれてから
ほぼ毎日そうだったから流石にもう慣れてきた

後は、ヨサンが可愛すぎるから
全然苦痛じゃない。ブラコンと言うか…
もう本当に自分の子供みたいな感じ

私が毎日仕事も家事も両立出来ているのは
本当ヨサンのおかげ。