Twilight (ページ35)

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知らないページ35

- yunho side -

・ヨサンの人見知りが毎回ご迷惑おかけ
しまってすみません…姉の私に似てしまった
ようです…

・最近好き嫌いが激しくなってきたので
家でも大変です。私からも指導頑張ります！
今日もありがとうございました！

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YH「うわ…凄いな」

幼稚園の連絡帳

一言二言だけの親御さんも居るなか、

ヨサン君の連絡帳には毎回びっしりとコメントが

書かれていた。

好きな物や嫌いなもの、最近の出来事

事細かく書いてあって

まさにヨサン君への愛が伝わるようなノート。

YH「どんなお母さん何だろう…」

" お母さん "

僕はお母さんの存在を写真の中でしか知らない

僕もお母さんに可愛がられていたのかな…

.
.
.
.
.

「おはようございます！」

「あら～！ヨサン君とヨサン君のお姉さん
おはよう～！」

翌日の朝、ヨサン君と手を繋いで来たのは
僕と同じ年ぐらいの人だった。

その後に、他の先生から
ご両親が仕事で家に居ないから

ヨサン君の送迎、普段のお世話をお姉さんが
やっているという事を知った。

そして同い年だと言う事も。

ヨサン君が言ってた家にお姉ちゃんとヘヘモン

が居る、とお父さんとお母さんを言わなかった

のはこの事か。

そのヨサン君のお姉さんが僕に

「覚えていないですか？」

確かにそう言った

「…人違いだと、思います。」

僕がそう言うと、その方は悲しげな顔を見せ

何か他に言いたそうにしていたけど小さくすみません。と

呟いてその場を後にした。

それからは僕とヨサン君のお姉さんの間で

気まずい空気が流れていて

この出来事から数日後

仕事を終え、家に帰ると父さんが

「ユノ、今日は誰か知り合いに会わなかったか？」

と聞いてきた。

一瞬、ヨサン君のお姉さんが頭に浮かんだが

YH「ううん、会ってないよ」

そう答えると

「そうか…」

と小さく答えた。

実は、父さんがこの質問をしてきたのは

これが初めてじゃない。

決まって僕が一人で外出した日にそんなことを聞いてくる。

だから僕にとってはいつもの事

でも、これまでこの質問の返事に迷うことはなかった

僕を知っているかもしれないそんな人に会ったのは

ヨサン君のお姉さんが初めてだったから。