Twilight (ページ23)

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パンケーキページ23

『ヨサン、行ってらっしゃい』

YH「あ…の、おはようございます…」

『どうも…』

あれからすっかり気まずくなってしまった私とユノ先生

最低限の挨拶を交わすだけで、その他は何も無いし

私もこれ以上話を聞くのは止めていた。

考えない様にしてるのに、こうやってヨサンを送り出して

1人になってぼんやり歩いているとついつい考えてしまう

？「あの、何か用ですか？」

気付いたら足を止めて、道に立ち尽くしていたみたいで

ちょうど立ち止まった所には、大きな箱が積まれていて

そこに、これまた大きな箱を持った男の人が居た。

『あ…いえすみません、何でもないです』

急いで立ち去ろうとした時

？「あの！良かったら、スイーツでも食べて行きません？」

『スイーツ？？』

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箱を持っていたお兄さんについて行くと

その先には小さなこじんまりとした白いお店があった。

「まだ、オープンしてないんですけどね」

『あれ、でもここって前は八百屋だった…』

そういえば前に通りかかった時に、

今度寄ろうかなって思ってた所…

『まだオープンしてなかったのか…』

「両親が八百屋やってたんですけど、体調崩しちゃって」

「それで今は僕が建物は引き継いでカフェに」

『そうだったんですね…』

そう話しながらお兄さんが作ってくれたのは

オレンジとキウイフルーツのコンポートが乗った

パンケーキ

「朝なので、さっぱりしたものがいいと思って。
あと、食べやすいように小さめに焼きました。」

『わぁ…凄い…』

朝はあまり食べない私だけど、
このパンケーキは食べられた。

『…ご馳走様でした。
でもオープンもしてないのに大丈夫なんですか？…』

「お姉さんが死にそうな顔してたから、気になって」

『…。』

他人から見て死にそうに見えるなんて

どんな顔で歩いていたんだろうか…

恥ずかしいな。

「朝はちゃんと食べなきゃ駄目ですよ」

『…朝はあまり食べない派なんです』

「何か辛い事でも？」

そう言いながら

お兄さんは後片付けしていた手を止めた。

脳裏に蘇る記憶

私は、全てを話した