第21話 一花の憂鬱 ページ28
一花side
一「最近、フータロー君と全然話してないなー。」
六桜と三玖はよく一緒にいるけど・・・。
・・・もしかして私が気づいてないだけで、どっちかと本当に付き合ってる?!
一「・・・そんなわけないけど。二人とも奥手だしね。」
クラス男1「あの、中野さん。今度クラスのみんなで遊ぶんですけど・・・。」
クラス男2「強制じゃないんですけど、山田と佐川以外来るらしくて。どうですかね?」
クラス女1「えーっ!中野さんも来なよぉ!絶対楽しいよ!」
私、一人混ざったところで、誰と話すのかな。
一「他クラスの人とか呼んじゃダメなの?」
クラス女2「はー?クラスで、やるんだって!あんたの姉妹とか連れてくんなし。」
わー。感じ悪い。なんかしましたか私。
こんなこと言う人と仲良くなる必要なんてない。
理由つけて断ろう。
一「あ、いつ開催?日時とか場所。」
クラス男1「えっとー、川の近くのキャンプ場、公園?あ、泳ぐのは無し。」
クラス男2「夏だと混むから、今月(5月)中にはいきたいから、来週の日曜だな。月末。」
一「あー残念!来週予定あるのー。ごめんね。」
クラス女1「そっかー。じゃ、延期する?」
一「!?」
え、延期。どうしよう…。
一「いや、大丈夫。また今度。」
そう言って、席をたち、トイレに避難した。
__________
一「ふー。何とか逃げ切れた。」
危なかった・・・。ドアを閉めると、一番奥の鏡の前に四葉がいた。
一「あれ、四葉じゃん。どうしたの?」
四葉が鏡の前で百面相していた。
四「い、一花。何でもないよ!!」
一「ふーん。」
手には、ウィッグ。髪の長さ的に六桜かな?
でもなんで・・・?
一「何かあったの?大丈夫?」
四「実は…」
色々押し付けられてるみたい。
断れないほど、優しさがある。
私とは違う。でも、最近あの人とそんなに接してないのは一緒だよね。
一「・・・フータロー君に相談しよう。」
微笑が口角に浮かんだ。
____________
夏休み更新一日目。
自己満者さんとの「苺の王子」コラボです!リスナーさんは是非!
夢見がち少女、甘々王子に溺愛される?【苺の王子】
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/firstlovestpr/
38人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
世阿弥 - 面白いです!! 五等分ファンなので頑張ってください (2020年12月13日 17時) (レス) id: 6e54989a60 (このIDを非表示/違反報告)
自己満者 - はよう更新してやぁ〜…。続きみたいぃぃ! (2019年12月20日 19時) (レス) id: d3e66ded78 (このIDを非表示/違反報告)
タコス(プロフ) - 五月は敬語なだけであってお嬢様口調(ですわ)ではないです…。他は結構面白いです(>_< ) (2019年9月21日 6時) (レス) id: 275b083357 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:時雨 | 作成日時:2019年9月7日 21時