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第18話 メッセージ ページ25

六桜side

貴「それにしても、三玖って武将とか興味あったんだね。」

風太郎を見てみると、パソコンを起動して、サイトを探すのに苦戦しているようだった。

風「まあ、人それぞれだ。・・・これが掲示板だな。」
貴「この、ハンドルネームって何?自分の名前を書けばいいの?」
風「バカ…。インターネット上で使う名前のことだよ…。本名はまずいだろ。」
貴「あ、そっか。じゃあ、どーする??」
風「・・・バカな6姉妹とかはどうだ?」
貴「あーそれなら私らだってすぐに・・・ってひどいよ!もう、『とくがわいえやす』にするからね!」

ほっぺを膨らませて怒る私をみて、風太郎はフッと笑った。
ドクドクと心臓の高鳴りを感じる。
気のせい・・・。気のせい・・・。

貴「あ、すごい・・・!質問への回答が本気すぎる。」
風「もしかして、三玖か?名前は?」
貴「か、かぜはやしひやま?」
風「・・・風林火山?」

貴「そうそれ!もしかして三玖かな?」
風「ここにいるのは、確実になったな。悩みとか聞きだしてみるか。」

とくがわいえやす戦国武将好きなんですね!でも、カフェに来るなんて何かよほどのことがあったんですか?
風林火山戦国武将は、私にとって癒しです。
風林火山悩みですか。ちょっとした喧嘩ですかね。戸惑っている・・・そんな感じです。

貴「喧嘩?風太郎、三玖と何かあったの_____?」
三玖のためじゃなくて、仲直りするために、ここへ来たの?

風「すまん。俺もメッセージを送ってもいいか?」
貴「いいけど・・・?」

とくがわいえやす謝りたい、相手もそう思っているはずです。武将と喧嘩について、『語り合いスペース』で直接お話できませんか?
風林火山すみません。それはちょっと・・・。
とくがわいえやす待ってます。

貴「強引すぎじゃない?もっと他の方法だって・・・

風太郎は、どこか切なげな瞳で画面を見つめていた。
私が無言の空気を破った。



貴「『語り合いスペース』行こっか。」

腰に手をあて背中を伸ばした。

早く三玖に会いたかったのかもしれない。
それとも、風太郎に会わせるためだろうか。

似合わないカップルシートから抜け出すように、狭く気まずい空気の部屋から出た。

第19話 確かに→←第17話 気まずい



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設定タグ:五等分の花嫁 , 時雨 , ラブコメ   
作品ジャンル:ラブコメ
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世阿弥 - 面白いです!! 五等分ファンなので頑張ってください (2020年12月13日 17時) (レス) id: 6e54989a60 (このIDを非表示/違反報告)
自己満者 - はよう更新してやぁ〜…。続きみたいぃぃ! (2019年12月20日 19時) (レス) id: d3e66ded78 (このIDを非表示/違反報告)
タコス(プロフ) - 五月は敬語なだけであってお嬢様口調(ですわ)ではないです…。他は結構面白いです(>_< ) (2019年9月21日 6時) (レス) id: 275b083357 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:時雨 | 作成日時:2019年9月7日 21時

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