二番目に強いと言われる三年生。

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〜五条side〜

悠二が死んだ。

恐らく、上の連中(腐ったミカン共)の仕業だろう。

2週間という短い期間だったが、僕の可愛い教え子なのには変わりない。

取り敢えず硝子とAに連絡をし、高専内の解剖室へと向かった。



―――五「いっそのこと上の奴らを全員殺してしまおうか。」

上の奴らへの怒りが収まらなかった。

家「珍しく感情的だな。」

硝子が指に髪を巻き付けながら入ってきた。
その後ろにはAも。

『五条先生、あまり伊知地さんを虐めるな。』

Aは高専の制服に白衣を纏い、ヒールを鳴らしながら入ってきた。
化粧で誤魔化しているんだろうが、顔色が悪く目の下の隈がひどくなっている。

それは硝子も一緒だがAはまだ女子高生だ。

本当は友達と一緒に青春を楽しんでほしい。

だが、呪術師である以上そんなことは殆どできない。
しかも反転術式を他の人にも出来ると言うなら尚更だ。

家「そうだ。伊知地はここと上との間で苦労してるんだ。」

伊(もっと…っ、もっと言ってッ)

五「男の苦労なんざ知らねーよ。」

家「そうか。」

伊(ハッ…！)


そう離している間にAが悠二に元に行き、白い布をめくる。

『心臓をくり抜かれてるな。』

家「これが宿儺の器か。」

『そう。ほんと上の猿どもを殺してやろうか。』


普段あまり感情の出さないAでも、激しく怒りを感じているときは口が悪くなる。

感情が出るところは子供っぽくて良かった。

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