二番目に強いと言われる三年生。 (ページ13)

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〜虎杖side〜

さっき五条先生がA先輩を迎えに飛んで行ったからもうすぐ帰ってくると思うんだけど…

ｼｭﾊﾞｯ

五「悠二〜帰ったよー。」

虎「おかえりって，A先輩どうしたの？怪我したん？」

五「いいや，しんどくなっちゃったらしくて今はぐっすり眠ってる。ほんとは側にいてあげたいけど僕後で行かなきゃいけない所あるから暫くAの事見といてくれない？そこのソファーに寝かせとくから。」

そう言って五条先生はA先輩をソファに寝かせた。

五条先生が出ていった後、貰った取り敢えず氷枕を頭の下に敷き、冷却シートをデコに貼った。

すげー熱くて多分40℃は超えてる。

暫くすると先輩が目を覚ました。

虎「あ、起きた？今五条先生用事でここ開けてるから俺が見てたけど、大丈夫でした？」

『……。』ﾌﾙﾌﾙ

先輩は声を出すのもしんどいらしく、首を横に振った。

あ、熱って測った方がいいんかな？

虎「先輩，熱って測れます？」

『……』ｺｸｺｸ

測れるって事なのかな？

体温計を先輩に渡した。

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ

虎「どれどれ…。」

"40.5℃"

虎「けっこー高ぇーな。何か欲しいもんってあったりする？」

そう聞いたら先輩は消えそうな声で

『そば…いて…』

こう言った。

俺は五条先生が来るまで先輩の手を握ってた。

五「お待たせ〜。Aの様子どう〜？」

虎「あ、五条先生。先輩スッゲー熱高ぇよ。これ大丈夫？」

五「何度だったの？」

虎「40.5℃」

五「ありゃー。結構高いね。明日硝子に見せるか〜」

五条先生はそう言いながら先輩の頬を撫でた。

五「A〜。部屋に行こうね〜。少し揺れるよー。」

先輩を軽々と横抱きにし、

五「ありがとね。悠二ももう寝な。」

と言って部屋を出て行った。

恐らく自分の部屋に戻したんだろう。

「明日には良くなってたら良いな。」なんて思いながら部屋の電気を消した。