雨柱は可愛いすぎる。弐

45話 ページ19

天side

兄さん、あの時僕って気づいてくれなかったな。

でも兄さんの声聞けて嬉しい。

お茶をすする

天「ゲホッ！あっっつ！！」

猫舌なの忘れてた……(ﾁｰﾝ)

僕は、兄さんが好き。

だけどこれはどう言う「好き」なのかな？

炭治郎「ん？天？」

天「あ、炭治郎。」

炭治郎「久しぶりですね」

天「そうだね。」

炭治郎は明るいなぁ。
炭治郎が太陽なら僕は星なのかな。

兄さんはお月様だから、僕は星。

兄さんは夜を照らす月ならば、僕はそこらでキラキラと輝いている星。

炭治郎「最近、元気無いみたいだけど」

天「そう？」

炭治郎「うん。悲しい匂いがする」

炭治郎は凄いや。
僕の心なんて容易く読み取ってしまう

天「そっか。僕ね人を探してるんだ」

炭治郎「人？」

天「そう。僕の大切な大切な人。鬼殺隊に入ったのも、大切な人を探すため」

炭治郎「……そっか。天はその人の事が大好きなんだね。」

うん。好き。大好き。………もっと言えば愛してる
僕のたった1人のお兄ちゃん……。

『天！見てお花綺麗だよ！！』

天「待ってよ！お兄ちゃん！！」

小さい頃の記憶。

兄さんの笑顔は眩しくて優しくて。まるで月みたいだった。

天「その人ね、笑顔が眩しくて優しくて。まるで月みたいだったんだ。雨も好きで良くずぶ濡れになってお母さんに叱られて………。」

うんうんと相槌を打ってくれる炭治郎。


炭治郎「とてもいい人だな」

天「うん。」

ずっと。ずーっと兄さんだけを想って生きてきた。
だから、早く兄さんに会いたい

炭治郎「天はその人に恋心を抱いているんだね」

恋心？
僕が兄さんに恋？
恋をしているの？兄さん。

天「………そっか。これがこれが恋なんだ」

炭治郎「きっと、そうだと思うぞ。

会えるといいな。」

また、と炭治郎は帰っていった。

僕が兄さんに……恋。






待ってて。









兄さん

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