全部お前たちのせいだから (ページ41)

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41 TH side ページ41

やっと、やって来た今日。

今日はAに想いを伝えるんだ。

たとえ振られてもいいから。

ん？あれってAじゃない？

自動販売機にAが1人でいた。

今しか言える時間がない。

TH「ヒョン、ジミナ、グギ、いいね？」

BTS--TH「「うん」」

TH「...A！」

「テヒョンさんと...BTS先輩？何ですか、」

BTS「「今まですみませんでした！」」

「え、そんな、今謝られても」

JK「ヌナ、酷いことしてすみませんでした。僕ずっとヌナが好きだったんです。でもヒョンに嫌われるのも嫌で、＿＿＿＿＿」

全員が本当のことを言った。

BTS「「好きです。付き合ってください」」

そして全員が告白した。

「じゃあ、私も言いたいこと言っていいですか？」

BTS「「はい」」

「まず、ごめんなさい。誰とも付き合えません。

あと、正直、なぜ今謝られるのかが分かりません。“本当は助けてあげたかった。”って言ってますけど、じゃあ、何で助けてくれなかったんですか？所詮ただ単に怖いだけじゃないですか。」

“ただ単に怖いだけ”

そんなちっぽけな言葉が、

僕の心を抉(えぐ)った。

付き合う、付き合わないの問題どころではなかったようだ。

「最後に一言だけ言わせてください。

皆さんのこと、嫌いでした」

みんなの顔が一気に暗くなるのが分かった。

もちろん僕の顔も。

「けど、それほど大好きでしたよ」

そう言うAの顔は、

とても可愛くて、

でも綺麗で、

そして優しい笑顔をしていた。

「今までありがとうございました。これからも頑張ってくださいね、先輩！」

僕たちは君のおかげで色々学べた気がするよ。

1年後の僕は違うことを思ってるなんて、

また1年後の話。