先輩の彼氏、譲ってくれませんか3【瀬見英太】

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白「何赤くなってんの？」

『べ、別に！！』

さっきの話聞いてたら顔合わせづらいわ！！
俺にすればいいのに、とか




白「あ、さっきの気にしてる？」

『ふぉあ！？』


図星で変な声が出てしまう
女子力ってここでわかるよね()





これ女子の判別式←







白「あれ、針子に言ったんだけど」

『ん、？』

白「針子が俺にすれば瀬見さんに迷惑もかからないだろ」



それにお前にも。





なんていうからすっごく男前に見えた(白目)




白「何勘違いしてんだよ」





あ、まって賢二郎
その目やめて←



その引いた目めっちゃ傷つく()
かなりきつぃ






瀬見さん、今頃何してるんだろう。
針子と一緒にらんらんデブデブしてるのかな←




はぁ、とため息をついた途端





白「ほんと、瀬見さんってAの事好きだよな」

『へ？』




あれ、と指差す方向を向くと





瀬「白布！ありがとな！」




肩で息をしながら走ってくる瀬見さん





白「じゃあ、また明日」





そう言って賢二郎は家に帰っていった






やってきた瀬見さんは
立ちすくむ私の肩をぽん、と叩いた







瀬「ハァッハァ…帰るかっ！」



ニコッと笑った瀬見さんからは
いつもと違う香りがした









『餃子クサイです』

瀬「にんにく食べたかったんだからいいだろ！」

『いつもの匂いじゃない』

瀬「あー、もう、はいはい」

『ちょ！わっ！！』





パサっと羽織を脱いだ瀬見さんに抱きしめられる






瀬「どーですか」

『合格です』

瀬「ははっ、よかった」

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