先輩の彼氏、譲ってくれませんか3【瀬見英太】

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あれから瀬見さんに会えない日も続き
1年がたった







『瀬見不足でちにそう』

振「連絡もつかないの？」

『LI○Eしたけど、帰ってこなくて』





1年半も未読無視って！？なに！？
賢二郎に連絡して貰っても既読つかないみたいだし





家に行っても不在




ご両親は海外






『はぉぁあ会いたい会たいいい』

振「自然消滅って言葉が世の中にはあってだな←」




おい、ふりこぉおおおおお！！！
お前だけは許さねぇええ()






あの人は同じ大学の友達、長井振子←









本当になにかあったのではないかと心配する








卒業式も来てくれなくて
入学したお祝いもしてくれなくて







1年半も会えてないなんて









『泣きそう』








この想いは君に届きますか









振子と別れて自宅へと戻る
瀬見さんの通う大学から3駅離れた大学へ入学した



結局県外には出ずに、
県内へとどまった








アパートを借りて、
バイトもしながらのキャンパスライフ





スマホを見ると、瀬見さんの浴衣姿
ロック画面でふわりと笑う瀬見さん








『どこ行ったの』









見られていないLI○Eに「寂しい」と
どうせ見られないだろうと思い




「英太くん好き」
なんて柄にもないことを打ち込んだ







そのあとお風呂に入って


ベッドの上で意識を手放した









既読が着いたことにも気づかずに

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