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三年前 ページ19

魅音「けいちゃんが倒れたー!!!」


圭一「魅…音…」


沙都子「ちょっと待ってくださいまし!どうせ死ぬなら結果を言ってからにしてくださいまし!」


魅音「そこ?!」


レナ「けーいちくん…レナ…だよね?ね?」


梨花「いいえ。私よ」


バッと圭一を抱えて言う梨花ちゃん


沙都子「何言ってますの!?ワ・タ・ク・シに決まってますことよ!?」


沙都子が手を引っ張る


魅音「皆おちついて!」


A「――――……」


魅音「って、Aどうしたの…?」


A「あ、ううん何でもないの」


圭一「皆くるしっ…」


レナ「あっごめんね圭一くん汗」



―――――――――――――――


A「明日に結果聞きましょ!私はもう帰ります」

圭一「俺も!じゃあ皆またなー」


パタン


「「「「……。」」」」


――――――――――――――――

A「私が…何で男性恐怖症になったのか、教えようか?」


圭一「お、だ大丈夫か?…無理して言わなくても…」


『でも、どの道なおしてくれるなら話すと思うから。大丈夫』


圭一「…じゃあ、聞かせてくれ」


私は、圭一に事の説明を初めから全部話した。


私が、男性恐怖症になったのは、このヒナミザワに引っ越してくる3年前の事。


長いつき合いのある彼氏とデートに行っている最中におこった。


複数の男性に途中強引に車に詰められ、拐われたのだ。


彼氏は、私を助けようとしてくれた。…なのに男の持つナイフが胸に刺さり、死んでしまった。


それから先は、複数の男性から暴行を受け、長い間閉じ込めされた。


多分、昔ニュースにも大きく報道されてたと思う。


私は、男達の留守中を狙って、閉じ込められた部屋の中で携帯から住所を割りだし、通報。


飲まず食わずの生活だった為、警察がくる頃はすごく危ない状態だったらしい。


その事件があってから私は、男性がこわくなって、今に至る。


「……」


圭一は真剣に、静かにその話を聞いていてくれた。


『このニュースの少女が…私なの。ヒナミザワにきたのは、環境を変えれば落ち着くんじゃないかと両親ときめてここにきたの。』



「言ってくれて…ありがとう。辛かったな。」


圭一は私の頭に手をのばした。


「…ほんとうは、こうやって撫でて落ち着かせてーけど、触れないのは残念だな。…でも、俺となれていこーな。」


圭一は直接触らず、頭の少し上で撫でているように手を動かしていた。

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園崎華音 - 更新楽しみにしてます…頑張ってください!! (2020年8月21日 13時) (レス) id: c07cd90efc (このIDを非表示/違反報告)
snowy(プロフ) - はい! (2017年1月22日 18時) (レス) id: ca08ce88b0 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - はい!!楽しみにしてます(´;ω;`) めっちゃ嬉しいです...!! 応援してます!!よろしくお願いします(>_<) (2017年1月22日 18時) (レス) id: 346aafb245 (このIDを非表示/違反報告)
snowy(プロフ) - ぼちぼちだけどどんどん更新しますね!! (2017年1月22日 17時) (レス) id: ca08ce88b0 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - 嬉しいです!、ずっと続きが読みたかったんで... (2017年1月22日 17時) (レス) id: 346aafb245 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:波鈴ソビィ | 作成日時:2015年6月10日 20時

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