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その後も、大野さんは私の話に付き合ってくれて。
ふと時計を見ると日付が変わって2時間と少しが経っていて慌ててしまう。
「大野さんごめんなさい！こんな時間まで話に付き合わせてしまって…」
『いいよ。おれ、いつでも寝れっし』
集中すると時間忘れちまうんだよな、と笑った大野さんの言葉に疑問が浮かぶ。
この人仕事何してるんだろう、って。
そういえば私、大野さんについて名前とカズさんとの関係しか知らない。
この口調からしてサラリーマンとかではないだろう。
いつでも寝られる会社なんかあってたまるか。
聞いてもいいのか、でもわざと言わないのだとしたら聞くのも何だか……
『おーい、Aちゃん？』
大野さんの呼びかけに、ハッと我に返って。
「あっ！はい！なんでしょう？」
『急に黙っからどうしたのかと思って』
「いや、えーと…」
『聞きたいこととかあんならどーぞ？』
全てを見透かされてるような気がして思わず苦笑い。
あれだけ愚痴っておいて遠慮とか今更だな、なんて考えて。
思い切って問いを口にした。
「大野さんって何の仕事してるのかなーって、疑問に思ったんです」
『へ？あーそんなこと？おれはねぇ、画家やってるの』
「えぇ！？画家って…どんな絵描くんですか？」
『なーんでも？今度遊びにおいで。見してあげる』
はい！是非！
と食い気味に返事をするとまた笑われて。
『なーんだ、そんなこと聞くの遠慮してたの？Aちゃんてやっぱ変な子』
それは大野さんには言われたくないです、と言うのはさすがに心の中だけにしておいた。
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紫苑(プロフ) - yukidarumakunさん» あとがきにも追記しましたが、この二人のその後を短編で書き始めました。ぜひ覗いてみてくださいね。 (2020年6月7日 16時) (
レス) id: 217cb95def (このIDを非表示/違反報告)
yukidarumakun(プロフ) - ものすごく楽しみです！またこの2人に会えるのを楽しみに日々の生活頑張ります。こんな時期ですので御無理のないよう創作して下さいね。 (2020年6月6日 19時) (レス) id: b586aa50e6 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - yukidarumakunさん» 労いのお言葉ありがとうございます。この後の二人については少し考えていることがあるので楽しみに待っていてください！続きを書いた時にはまたこちらでお知らせしますね。 (2020年6月4日 12時) (レス) id: 217cb95def (このIDを非表示/違反報告)
yukidarumakun(プロフ) - 完結お疲れ様でした。この後の2人も見たいですね。また、いつか続編読ませて頂ける日を楽しみたいしています。 (2020年5月31日 19時) (レス) id: b586aa50e6 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - めぐぽん(*´･∀･)さん» コメントありがとうございます。楽しみと言って頂けて嬉しいです。更新頑張りますね！ (2020年5月26日 23時) (レス) id: 217cb95def (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫苑
| 作成日時：2016年12月14日 22時
