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「……また厄介なモン連れてきたな。」
「ゴメンね旬くん。」
私が狼を連れてきたのは幼稚園のときからの幼馴染みの旬くんと優ちゃんがやっている獣医。
怪我の処置を終えて旬くんがため息を一つつく。
「厄介なものって……？」
「刀傷っぽいのを縫ってたらさ……
内側から肉が再生して塞がっていくんだよ。
あいつ……動物じゃねえだろ。」
「うん……託してきた相手がそもそも九尾の狐だったんだよね。」
「「……九尾の狐！？」」
「うん……？ やっぱり変だよね？」
「まあAちゃんって昔からそうだよね。
猫又拾ってきたり座敷わらしと友達になってたり……」
昔から私は妖怪と言われるものに縁があるようで……
「処置は終わったがここにはおいておけない。
Aん家連れてくぞ。
優！車出してくれるか？」
「はぁい。Aちゃんも歩きでしょ？
乗っけてあげるよ。」
「ありがとう 優ちゃん 旬くん。」
あの狐の妖術？みたいなものが解けてしまったのか帰りは狼の体がまた重くなっていて私には運べず旬くんに家まで運んでもらった。
「そういえばAちゃん 今日は彼氏さんと一緒じゃなかったの？
えーと雅紀くんだっけ？」
「あ……別れる……かも？」
「……また浮気された？」
「多分そうだね。
何でこんなに浮気されるかなぁ…
前の彼氏は私が淡白過ぎるって言ってたな。」
「Aがどうであれ浮気したあっちが悪いだろ。」
「旬の言う通り！落ち込む必要ないからね！」
「あ ありがと。」
小栗夫妻を送り出して……ベッドへ直行。
明日は土曜だし……朝風呂すれば良いやなんて薄れる意識の中思った。
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！！ - こうしん！！！！ (2015年3月10日 21時) (
レス) id: c1e1808645 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - rainさん» こんばんは rainさん 紫苑です。真夜中の拾い物だけでなく他の作品も読んでくださったんですね。ありがとうございます！いくつかの作品を掛け持ちしているので更新は滞りがちですがこれからも読んでくださると嬉しいです。 (2015年2月25日 21時) (レス) id: 49fa131e4f (このIDを非表示/違反報告)
rain(プロフ) - 初めまして。rainともうします。妖怪ものが好きで、さ迷っていたらここに着きました。率直に、面白かったです。他の作品も読ませて頂きましたが、どれもワクワクしながらマウスを握っていました。これからも楽しみにしています。 (2015年2月25日 18時) (レス) id: 79291402f9 (このIDを非表示/違反報告)
anni - 更新頑張ってください (2015年2月21日 9時) (レス) id: c1e1808645 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - ありささん» はじめまして ありささん。コメントありがとうございます。予測のできないストーリーと言っていただけるととても嬉しいです。出来るだけ一気に更新できるように頑張ります。 (2015年1月26日 20時) (レス) id: 49fa131e4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫苑
| 作成日時：2015年1月3日 17時
