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A side
次の日、僕が窓の外を眺めていると
僕の家族だと名乗る人が部屋に入ってきた。
母「A！！大丈夫！？！？」
姉「A！」
A「あ、えっと……」
父「どうした？」
ﾓﾓ「…Aな、記憶障害やねんって。」
昨日よりは少しやつれたような僕の姉が言う。
母・父・姉「…え？」
ﾓﾓ「…ごめん、外で話そう？」
そう言ってみんなは部屋を出ていった。
次に部屋に入ってきた時、
みんなの目は真っ赤になっていて
誰がどう見ても泣いたって分かるくらいやった。
母「ごめんな、A。私は、お母さんで、この人はお父さん。で、この人は、もう1人のお姉ちゃん。」
A「は、はい……」
父「そんなかしこまるなって！(笑)家族やぞ？」
A「あ、ありがとう…ございます。」
姉「ほら、そんな暗い顔せんといて！な！」
A「はい…」
みんなは無理をして笑ってるようにしか見えない。
というか、無理して笑ってるんやろう。
……僕のために。
A「ちょっと、トイレ行ってきますね。」
ﾓﾓ「大丈夫？1人で歩ける？」
A「はい、大丈夫です。ありがとうございます」
みんなの気遣いが、
ありがたいけど重くて申し訳なくて。
その重圧に耐えきれなくて部屋を出た。
僕が記憶を取り戻せば、みんなは普通に笑ってくれるかな？
僕が記憶を取り戻せば、誰も泣かへんかな？
そんな事を考えながら歩いていると、
後から服を引っ張られて、立ち止まった。
ﾐﾅ「…A？……」
僕が話すより前に泣きそうな顔をした、肌の白い綺麗な女の人。
この人は、僕のことを知ってるんやろうけど
僕はこの人の事を全く知らない。
知ってても、思い出せない。
…でも、この人はどこか特別な人のような気がする。
A「えっと……」
返事に迷っていると、お姉さんがやって来て
ﾓﾓ「ご、ごめん、みーたん。事情は後で説明するから。」
そう言って、その人と僕の距離を開ける。
僕を見送るその人は、今にも消えそうな声で僕の名前を呼び続けていた。
A「あの人は…？」
ﾓﾓ「っ……それも後で言うから。部屋で待ってて。」
A「……わかりました。」
僕の顔も見ずに返事をしたお姉さん。
泣きそうなのを我慢しているのが伝わる。
どうしたらいいのか分からず、部屋で待つことにした。
でも、何もしないのは嫌で
A「あの、僕の小さい頃の事とか、教えてください。」
家族にそう言って頼んだ。
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特盛団長 - 土日楽しみになります！平日無い分土日頑張ってください！上から目線な感じになってごめんなさい(〃・д・) -д-))ﾍﾟｺﾘﾝ (2018年5月13日 0時) (
レス) id: 75ddb1d25f (このIDを非表示/違反報告)
想(プロフ) - ちゆちゆさん» ありがとうございます！がんばります！(*`ω´*) (2018年5月12日 23時) (レス) id: 9cb39cdff3 (このIDを非表示/違反報告)
想(プロフ) - ミラさん» 新入社員なので色々勉強することが多くて…^^;なるべく更新していきます！ごめんなさい(´；ω；｀)ありがとうございます(´；ω；｀) (2018年5月12日 23時) (レス) id: 9cb39cdff3 (このIDを非表示/違反報告)
ちゆちゆ(プロフ) - 更新ファイト！！！ (2018年5月12日 10時) (レス) id: 17f63891da (このIDを非表示/違反報告)
ミラ(プロフ) - 最近更新遅めですが忙しいのですが？更新頑張ってください! (2018年5月10日 22時) (レス) id: 23d150f1cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：想 | 作成日時：2018年4月10日 22時
