風邪？ ページ7
A side
ツウィが好きな果物や、ヨーグルトを買って
インターホンを押した。
ﾂｳｨ「…はい？」
A「あ、ツウィ？僕〜。」
ﾂｳｨ「え、どうしたの？」
A「お見舞い、来たよ。」
ﾂｳｨ「ちょっと、待ってて。」
インターホンが切れ、
しばらくしてからガチャっと鍵が開く音がする。
ﾂｳｨ「ごめん、散らかってるけど…」
A「お邪魔しまーす。」
ツウィは去年から一人暮らしをしていて、
両親は母国、ツウィは韓国で生活をしている。
ツウィはしっかり者だから、部屋はいつも綺麗。
でも、今日は違った。
机の上は散らかっていて、
ベッドに敷かれたシーツはぐちゃぐちゃ。
床には破られた紙切れが散らばっていた。
A「ツウィ、これ、どうしたの？」
ﾂｳｨ「いや、ちょっと、ね。」
A「ちょっとって…」
ﾂｳｨ「大丈夫だから。」
少し強めにそう言ったツウィは、僕と目を合わせようとしない。僕を避けているように感じる。
A「そっか…。あ、そうだ。果物とか買ってきたよ。キッチン借りていい？」
ﾂｳｨ「……うん。」
僕が果物を切る間、
静かに部屋の掃除をするツウィ。
なんか、今日のツウィはおかしい。
いつもならずっと話しかけてくるはずなのに
今日はなぜか、一言も話さない。
それに、目が腫れているように見える。
…なにか、嫌なことでもあったのかな？
A「はい、ツウィ。切れたよ。」
ﾂｳｨ「……ありがとう。」
片付いた机に果物を置くと、黙って食べ始めるツウィ。
A「ねぇ、ツウィ。何かあったの？」
ﾂｳｨ「………別に。ただの風邪だよ。」
A「…違う、でしょ？」
ﾂｳｨ「………」
A「何年一緒にいると思ってんの。すぐ分かるよ。」
ﾂｳｨ「…………」
A「言ってみてよ。なんでも聞くから。」
ツウィは、つぐんだ口を少しだけ開いた。
ﾂｳｨ「………くせに。」
A「え？」
ﾂｳｨ「わかんない…くせに。」
A「……へ？」
ﾂｳｨ「…私の何がわかるって言うの？」
A「それは、」
ﾂｳｨ「Aにはわかんないよ。私が今までどんな気持ちでいたかなんて。一番近くで見てたのに、どうしても、何をしても変わらないんだもん。」
A「…ごめん、ツウィ、なんの話？」
ﾂｳｨ「いいよね、Aは。」
ツウィは泣きながら僕に話し始めた。
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パスタ好きのさらさん(プロフ) - 完結おめでとうございます！これからも応援してます！ (2018年6月22日 7時) (
レス) id: 0a644f3842 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使 - お大事にリクエストいっぱいかいてすみません (2018年6月19日 14時) (レス) id: ac353e5ac0 (このIDを非表示/違反報告)
想(プロフ) - 堕天使さん» たくさんのリクエストありがとうございます！短編集で反映させていただきます！この作品で反映できなくてすみません(´；ω；｀)これからもよろしくお願い致します。 (2018年6月18日 21時) (レス) id: 516fb7033f (このIDを非表示/違反報告)
堕天使 - TWICE 全員と短編集でつきあわせて (2018年6月18日 18時) (レス) id: ac353e5ac0 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使 - リクエストサナとデート (2018年6月17日 0時) (レス) id: ac353e5ac0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：想 | 作成日時：2018年4月17日 1時
