困惑(次章公開いたしました) ページ50
✴︎✴︎✴︎
体育館の角から、その先を伺うように少しだけ顔を出した。
俺の背中にしがみ付くような状態で更に覗き込むAが声を上げる。
「…！ユ、ユノ…！マネさんだ！」
俺たちの視線の先にいたのはマネージャーと…
そして、あいつ…？！
「…いい加減にしてよ、しつこいわね！」
「愛梨〜〜、お前のために骨折ってやったんだぜ？」
「…別に頼んじゃいないわよ？
あなたが勝手にやったことでしょ？！
そのせいで私も凄く迷惑してるのよ！」
俺の後ろでAの身体に力が入ったのがわかった。
聞かせたくない。
あんな奴の声なんか…
「迷惑ってなんだよ…。俺だってお前のせいで男に殴られるわ、親父には怒鳴られるわ散々だったんだぞ？」
「知らないわよ！私だって迷惑してるの！
謝らなきゃ家から出されちゃうって言うのに謝罪はいらないとか言われちゃうし、もうどうしたら良いのかわからないんだから！」
「そ、そうなったら俺んとこに来ればいいだろ？」
「とんでもない！私にはまだまだやりたいことがあるのよ！
なんとしてでも謝罪しなくちゃ、このままじゃ家自体が危ないんだから！」
「俺だって同じだぞ？
お前にそそのかされたせいで俺だって暴行罪で訴えられそうなんだ！ヤバいんだからな！」
「そそのかされたってなによ。
人のせいにするなんて最低ね！」
…仲間割れか…？
姿形こそお互い高そうなブランド物に身を包んでいるのに
言い争っている事の低俗さに反吐が出そうになる。
…くだらない。
そう思って踵を返そうとしたら
俺の背中にしがみ付くように二人の様子を見ているAに動きを遮られた。
「ユ、ユノ…！大丈夫？！助けなくて」
俺の横から言い争う二人を心配そうに見ている。
…A？お前を陥れた張本人なんだぞ？
「知ってる仲なんだから大丈夫だろ。行くぞ」
Aの腕を取って戻ろうとする俺に
あくまでも対抗するようにその場に留まろうとするA。
「…で、でも…」
困惑の表情を浮かべながらも
Aの足は動かない。
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ゆうの(プロフ) - とらさん» はい！もうすぐです！卒業式のあと、ヒロインが謝恩会に来ないことを知った時のユノの行動がターニングポイントになります！あと一息だあ〜〜！ (2016年11月2日 18時) (
レス) id: e61f1c7906 (このIDを非表示/違反報告)
とら(プロフ) - 卒業式もすぐだから、いい方向に向かっていきますように。マネには同情なんて絶対しないぞぉ！！ (2016年11月2日 15時) (レス) id: 967f0a93b3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» かえるさん、お返事遅くなりました^_^; マネは裏で慌てまくってますよ！ (2016年11月2日 8時) (レス) id: e61f1c7906 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - マネよ…慌てて苦しめばいい(*｀艸´) (2016年10月30日 20時) (レス) id: c3cb7c4659 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - みかさん» お返事遅くなりました〜〜m(_ _)m シムは秘かに影で暗躍してます！！ (2016年10月30日 16時) (レス) id: e61f1c7906 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2016年9月19日 1時
