想像しなかった言葉 ページ39
✴︎✴︎✴︎
今まで
照れて離れようとするAを見たことはある。
困ったような笑顔で、
それでも本当に俺から離れたことはなくて。
だから
俺は今まで気にせずにAの側にいることが出来たんだ。
なのに今
Aが強い意志を見せて俺を拒絶する。
「…A…？なんで…いきなりそんな事…言うんだよ…」
思いがけないAの態度に
俺の方が震えていた。
「…前々から…思ってたの。
ユノが昔…彼女にフラれたのだって…
私の….せいなんだもの…」
Aの言葉に俺は即答する。
「それは…！違うだろ！
あれは！俺が真面目に彼女に向き合わなかったからで…Aのせいじゃ…！」
「ユノにはそうでも！
彼女にとってはそうじゃない！」
「…え…」
「…ユノのファンとか、ユノを好きな子にとっては私は邪魔でしかないんだよ！？」
Aが叫ぶようにそう言った。
「お、俺は、別にお前以外の女子を邪険にしたつもりはないぞ？」
俺の言葉にAは激しく頭を振る。
「…邪険にしないのと、大切にするのとでは全然違うんだよ…ユノ！」
「確かにユノはどんな人とも公平に付き合える人だけど、
ユノを好きな女の子たちはその中にいたいんじゃない。
自分だけ特別な位置にいたい、と思ってるんだよ？！
なのに、その中にずっと幼馴染みの私がいるのは…」
Aの瞳が一瞬揺れて
「…私が彼女の立場なら……すごくイヤだよ…」
辛そうに眉をしかめる。
「…………」
Aにそんな風に取られていたのか…
そう思うと
全身の力が抜けた。
「…それでも…
私を守ってくれるユノの気持ちは嬉しいから
昔からの仲間もいるから…
今までずっとこのままでいたけど…」
繋ぐ言葉に詰まったAは
ゆっくりと左頬をおさえた。
何を言われるのか
考えるのが怖くて
ただ呆然と目の前のAを見つめていた。
Aはやがて大きく深呼吸して
覚悟を決めたように俺を見た。
そして
落ち着いた声で俺に告げる。
「ユノとは…
これ以上一緒にはいられない…。
離れてほしい…」
✴︎✴︎✴︎
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ゆうの(プロフ) - とらさん» はい！もうすぐです！卒業式のあと、ヒロインが謝恩会に来ないことを知った時のユノの行動がターニングポイントになります！あと一息だあ〜〜！ (2016年11月2日 18時) (
レス) id: e61f1c7906 (このIDを非表示/違反報告)
とら(プロフ) - 卒業式もすぐだから、いい方向に向かっていきますように。マネには同情なんて絶対しないぞぉ！！ (2016年11月2日 15時) (レス) id: 967f0a93b3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» かえるさん、お返事遅くなりました^_^; マネは裏で慌てまくってますよ！ (2016年11月2日 8時) (レス) id: e61f1c7906 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - マネよ…慌てて苦しめばいい(*｀艸´) (2016年10月30日 20時) (レス) id: c3cb7c4659 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - みかさん» お返事遅くなりました〜〜m(_ _)m シムは秘かに影で暗躍してます！！ (2016年10月30日 16時) (レス) id: e61f1c7906 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2016年9月19日 1時
