イタズラ ページ4
✴︎✴︎✴︎
「マネージャー！」
俺の声に、遥か先を歩いていたマネージャーが振り返る。
目を丸くしながらもにこやかに笑う。
目の前まできて、俺が息を荒げてその顔を改めて見た時
それまでの朗らかな表情から一変、その顔を強張らせた。
俺の言わんとしていることに
見当がついているようなその顔に
むかむかと
胸のあたりが焼けるような痛みを感じ始めた。
「…なんでしょうか」
「…聞きたいことがある」
「何ですか？」
真っ直ぐ俺を見据える。
「マネージャー……Aにクレームをつけたって…
SNSに…Aの記事をアップさせたって聞いたんだけど…
それは……事実…なのか…？」
なるべく冷静に
平静を装って真っ直ぐマネージャーを見た。
するとマネージャーは軽く笑って
「……は、どこからの情報ですか、それ」
そんな風に言うから俺はついイラついて
「どうなんだ！！」
つい、声が大きくなる。
俺の声に驚いたマネージャーは一瞬目を丸くして
次には視線を俺から外し、横を向いた。
「……ああ、こんな簡単にバレるとは思わなかった…！」
そんな風に事も無げに言う。
「……どう…して？
どうして、そんなことを？」
握る拳に力が入った。
「…どうして？
悔しいからに決まってるじゃないですか！
だって、
特別美人でも可愛いわけでもないのにユノさんふって、
しかもカフェのイケメンと付き合ってるって言うじゃないですか。
私がユノさんにフラれてるのに、どうしてあのレベルの女があんなイケメンと付き合えるのか、
考えてみたら悔しくって…！
少し身の程をわからせてあげようかなぁ〜なんて思ったから
ちょっとだけ意地悪しただけですよ？」
ガッッ、と。
すぐそばにあった白樺の幹に思い切り拳を叩きつけた。
「……女じゃなければ…
力一杯殴ってるところだ…」
マネージャーの言いように
身体中の血液が沸騰しそうなほどの怒りの感情しか湧いてこない。
さっきのシムのようにその胸ぐらを掴みたい気持ちを
なんとか踏み止めるために幹を殴った。
拳から血が流れているのがわかる。
傷口からも
心臓からも
ありとあらゆる細胞が
怒りをたたえて俺を突き動かす。
✴︎✴︎✴︎
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ゆうの(プロフ) - とらさん» はい！もうすぐです！卒業式のあと、ヒロインが謝恩会に来ないことを知った時のユノの行動がターニングポイントになります！あと一息だあ〜〜！ (2016年11月2日 18時) (
レス) id: e61f1c7906 (このIDを非表示/違反報告)
とら(プロフ) - 卒業式もすぐだから、いい方向に向かっていきますように。マネには同情なんて絶対しないぞぉ！！ (2016年11月2日 15時) (レス) id: 967f0a93b3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» かえるさん、お返事遅くなりました^_^; マネは裏で慌てまくってますよ！ (2016年11月2日 8時) (レス) id: e61f1c7906 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - マネよ…慌てて苦しめばいい(*｀艸´) (2016年10月30日 20時) (レス) id: c3cb7c4659 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - みかさん» お返事遅くなりました〜〜m(_ _)m シムは秘かに影で暗躍してます！！ (2016年10月30日 16時) (レス) id: e61f1c7906 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2016年9月19日 1時
