証拠 ページ27
✴︎✴︎✴︎
「これだけ集まりました。
書面ではこの通り。もし、訴えるというなら証言してもらえるように手配はしてあります」
俺の前に
数十枚の書類が差し出された。
✴︎
練習を終え、昨日と同じ時間にカフェへ出向くと、
店内のテーブルに客のように座っているシムがいて
店に入るなり俺を手招いた。
「もしかして…今日は休みだったのか…？」
慌てて近づき、座るよう促されるから目の前の椅子に座った。
「早番で仕事を終えたところです。気にしないでください」
そう言いながら自分のリュックからファイルを取り出し、俺に差し出した。
「すげ……。これ一日で…？」
パラパラとめくってみる。
パソコンで作成されたそれはプロの仕事のようだ。
「1日ではないです。
クレームが続き始めた頃から怪しいと思っていたのでその頃から少しずつ…」
「……そうか……」
その頃からちゃんとフォローしてくれていたんだな。
俺はただ遠くから見守るしかしてなかった…。
しかもこんなことになっていたなんて…。
「で、これを見せるんですね？」
シムが真っ直ぐ俺を見る。
「……ああ。
首謀者だということを認めさせる。そしてAに謝罪させる…！」
さすがにこれを見せれば…。
「……俺も…行っていいですか？」
「え？」
思いがけない言葉に一瞬驚いた。
だけど…
考えてみたら恋人のことだもんな。
一言言いたいこともあるだろう。
「…わかった。行こう」
俺たちは二人、カフェを後にして地下鉄駅に向かった。
この時間帯、地下鉄は割と空いていたが俺たちは戸口近くで立つ。
俺の隣に並ぶシム。
車窓に鏡のように映る様子が目に入った。
俺より背が少し高い。
俺よりスリムだ。
少し癖のある柔らかそうな髪の毛。
伏せた瞳のまつ毛が長い。
口元がきゅっと引き締まってて男らしいんだな。
俺と
少しずつ違う。
その少しずつがAとの距離のような気がして
今更ながらへこむ。
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ゆうの(プロフ) - とらさん» はい！もうすぐです！卒業式のあと、ヒロインが謝恩会に来ないことを知った時のユノの行動がターニングポイントになります！あと一息だあ〜〜！ (2016年11月2日 18時) (
レス) id: e61f1c7906 (このIDを非表示/違反報告)
とら(プロフ) - 卒業式もすぐだから、いい方向に向かっていきますように。マネには同情なんて絶対しないぞぉ！！ (2016年11月2日 15時) (レス) id: 967f0a93b3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» かえるさん、お返事遅くなりました^_^; マネは裏で慌てまくってますよ！ (2016年11月2日 8時) (レス) id: e61f1c7906 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - マネよ…慌てて苦しめばいい(*｀艸´) (2016年10月30日 20時) (レス) id: c3cb7c4659 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - みかさん» お返事遅くなりました〜〜m(_ _)m シムは秘かに影で暗躍してます！！ (2016年10月30日 16時) (レス) id: e61f1c7906 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2016年9月19日 1時
