寂しい女 ページ22
✴︎✴︎✴︎
「なんっでそこでAさんの名前を出すかな！あんた！」
シムが目を丸くして声を上げた。
「…これ以上…嘘は嫌だったし
まさかこんなことになるなんて…」
真摯に向き合ったつもりが
まさか矛先がAに向くなんて思わなかった。
だってマネージャーと別れたからといって
別にAと付き合ったわけでもないし、
Aはシムと付き合っていたわけだから
俺も失恋だった訳だし…。
「そりゃあ！
確かにここまでのことをされるとは夢にも思わないでしょうよ！
でもだからって…馬鹿正直に答えなくても…！」
シムが
呆れたような、怒りのような表情で俺を見る。
どんなに罵倒されても仕方ないと思った。
俺の軽率な行動でAが…
自分の彼女が殴られた上に
無理矢理キスまでされて…。
�爛�ス��
ズキン、と胸に痛みが走る。
だから
卑怯にも言い訳を繰り返しているんだ。
頭を上げられなくなった俺は
とにかく足元に落ちた視線のまま
シムの次の言葉を待った。
「…世の中には…綺麗事の通じない世界…人、たくさんいるんですよ。
ただ真っ直ぐに生きてたんじゃ簡単に潰されてしまう…
そんな力を持った輩(やから)がいるんです」
シムの声のトーンが落ちた。
「…Aさんみたいに真っ直ぐな人は…すぐに手折られてしまう…
あんたの考えなしの行動のせいで…！」
シムの声に怒気を感じた。
どんなに怒りを向けられても仕方ない…。
「……と、そう言いたいところですけど。
今回は相手が悪かったですね」
「え？」
「あの女の正体に気付けなかったのはあなたの落ち度ですけど
それもある意味仕方ないでしょう。
それだけ相手が狡猾だと言うことですから。
しかも思いっきり女ですからね。
あれだけの美貌だし、たいがいの男は騙されるでしょうね。
実際、昨日の男は騙されたクチですよ」
シムの言葉に顔を上げた。
きちんと話を聞かなくては、と。
「あの男もああ見えて実は結構な実力者の息子でした。
あの女が気に入ってずっとモノにしようと頑張っていたみたいですけどけんもほろろで…
そんな時に、あの女から声がかかったそうです。
�犲笋靴そ�がいるから遊んであげれば？�瓩辰董�
……寂しい女……？
Aにはそんな形容詞はつかない…！
怒りで身体中の血液が沸いた。
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ゆうの(プロフ) - とらさん» はい！もうすぐです！卒業式のあと、ヒロインが謝恩会に来ないことを知った時のユノの行動がターニングポイントになります！あと一息だあ〜〜！ (2016年11月2日 18時) (
レス) id: e61f1c7906 (このIDを非表示/違反報告)
とら(プロフ) - 卒業式もすぐだから、いい方向に向かっていきますように。マネには同情なんて絶対しないぞぉ！！ (2016年11月2日 15時) (レス) id: 967f0a93b3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» かえるさん、お返事遅くなりました^_^; マネは裏で慌てまくってますよ！ (2016年11月2日 8時) (レス) id: e61f1c7906 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - マネよ…慌てて苦しめばいい(*｀艸´) (2016年10月30日 20時) (レス) id: c3cb7c4659 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - みかさん» お返事遅くなりました〜〜m(_ _)m シムは秘かに影で暗躍してます！！ (2016年10月30日 16時) (レス) id: e61f1c7906 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2016年9月19日 1時
