説明 ページ21
✴︎✴︎✴︎
「どういうことですか」
怪訝そうな表情でシムが俺を見る。
「……ストーカーに狙われてるから…
俺に彼氏のフリをして欲しい…って言われて…
それで…
一応…」
説明をしながら
だんだんと情けなくなってゆく。
あの時は最善と思ったことが
改めて口にする事で
どれだけ的外れで陳腐なことだったのか、を思い知ることになるなんて…
「………はぁ…。
ヒョンの言ってたこともあながち間違いではなかったということか……」
シムが呆れたように視線を天に泳がせて
ソファに沈み込んだ。
「…何かあるとは思ってましたけど…」
大きく一つ深呼吸したシムは
次の瞬間、その身体を起こして俺に掴みかかるくらいに近づいてきた。
「ばっかじゃないですか？！おっ？！
なんでそんな言葉にホイホイのっかりますか！
好きでもない女の恋人のフリなんてよく引き受けますね？！」
もっともな意見だとは思う…
「…ずっとやってきた仲間…だし…
困ってるようだったし…俺で力になれるなら…と思って…」
言い訳がますます情けなくなってくる。
「…はぁ。
信じられない。
あんな女を優先する余りAさんが泣くことになるなんて…」
シムが首を振りながらまた、ソファに沈み込む。
��Aが泣く��
俺はこの言葉を、今回の件での事だと受け取っていた。
「…でも、ちょっと待ってくださいよ？
だったら問題ないんじゃないですか？あの女はあなたの恋人、ってことになってるんでしょ？」
シムの言葉に
俺は更に肩身が狭くなる。
「……それが……
……やっぱり違う…と思って…。
その…恋人だって紹介された時にものすごく違和感があって…
ストーカー対策もきちんとしたほうが良いと思って…
それで…力にはなるけど恋人のフリは出来ない…って断って…
そうしたら彼女が
Aが好きなのか、って聞いてくるから…そうだ……って…」
俺は
まだ殆ど話したこともない男を相手に
しかもAの恋人であるこの男に
何故か胸のうちを打ち明けていた。
Aが泣くことになったその理由を
きちんと伝えなくてはいけない、と
そう思ったのかも知れない。
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ゆうの(プロフ) - とらさん» はい！もうすぐです！卒業式のあと、ヒロインが謝恩会に来ないことを知った時のユノの行動がターニングポイントになります！あと一息だあ〜〜！ (2016年11月2日 18時) (
レス) id: e61f1c7906 (このIDを非表示/違反報告)
とら(プロフ) - 卒業式もすぐだから、いい方向に向かっていきますように。マネには同情なんて絶対しないぞぉ！！ (2016年11月2日 15時) (レス) id: 967f0a93b3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» かえるさん、お返事遅くなりました^_^; マネは裏で慌てまくってますよ！ (2016年11月2日 8時) (レス) id: e61f1c7906 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - マネよ…慌てて苦しめばいい(*｀艸´) (2016年10月30日 20時) (レス) id: c3cb7c4659 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - みかさん» お返事遅くなりました〜〜m(_ _)m シムは秘かに影で暗躍してます！！ (2016年10月30日 16時) (レス) id: e61f1c7906 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2016年9月19日 1時
