謝罪 ページ12
✴︎✴︎✴︎
意を決してインターフォンを鳴らす。
『はぁ〜い！あら、ユノくん！どうぞ〜？』
安心する、おばさんの明るい声。
「すみません、おばさん。
Aを抱き上げてるんで開けてもらえますか？」
『へ？』
驚いたおばさんの声に
俺は背筋を伸ばす。
程なく扉が開いて、おばさんが顔を出した。
「はぁい？って、あら、また寝てるの？この子！
今度はユノくんに連れられてきたのか〜〜！」
「Aの部屋、連れて行きますね？」
「あ、うん。お願いできる？ごめんね〜〜」
勝手知ったる…Aの部屋まで連れて行き、ベッドへと横たえた。
そしてすぐさま振り返り、おばさんに深く、頭を下げた。
「おばさん、すみません！
俺のせいでAを喧嘩に巻き込んでしまって…左頬を殴られてしまいました。
本当にすみません！」
俺にできるのはとにかく謝るしかなくて。
頭を下げ続ける。
そんな俺の横を通り、おばさんがAに近づいた。
俺は
一度ならず二度までも
俺のせいで傷を負わせてしまった事が申し訳なくて
頭を上げることが出来なかった。
「…タイミングよく…っていうか、バイトもないし、卒業式まではまだちょっとあるし…
これくらいならなんとかなるんじゃないかな？
だから、顔上げてちょうだい、ユノくん」
穏やかなおばさんの声に
俺はゆっくり顔を上げた。
「…あなたの方が死にそうな顔、してるわよ」
そう言っておばさんが笑う。
「…幸い残りそうな傷とかじゃないし、何故か本人は幸せそうに眠ってるし…」
チラリとAを見ると
確かに穏やかな表情で眠っている。
「…でも…」
思わず口を開く俺に
「きっかけは何であれ、謝ってもらうとしたら、それは殴った本人から聞きたいわ！」
おばさんの声が怒気を含んだ。
「…その時は私が返り討ちにしてやる！」
ふざけた感じで話してくれるおばさん。
でも、本当はショックなはず…。
Aと一緒で
本当に…気を遣ってくれる優しい人。
それだけに本当に申し訳なくて…。
「…おじさんが帰宅する頃また、お詫びに来ます」
俺がそう言うと
「ああ！うちの人、昨日から出張で暫くいないのよ。
起きたらAにも話を聞いてみるから。
それから、の話にしましょう。
いい？ユノくんの方でも内緒よ？！わかった？！」
そう言っておばさんは笑った。
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ゆうの(プロフ) - とらさん» はい！もうすぐです！卒業式のあと、ヒロインが謝恩会に来ないことを知った時のユノの行動がターニングポイントになります！あと一息だあ〜〜！ (2016年11月2日 18時) (
レス) id: e61f1c7906 (このIDを非表示/違反報告)
とら(プロフ) - 卒業式もすぐだから、いい方向に向かっていきますように。マネには同情なんて絶対しないぞぉ！！ (2016年11月2日 15時) (レス) id: 967f0a93b3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» かえるさん、お返事遅くなりました^_^; マネは裏で慌てまくってますよ！ (2016年11月2日 8時) (レス) id: e61f1c7906 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - マネよ…慌てて苦しめばいい(*｀艸´) (2016年10月30日 20時) (レス) id: c3cb7c4659 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - みかさん» お返事遅くなりました〜〜m(_ _)m シムは秘かに影で暗躍してます！！ (2016年10月30日 16時) (レス) id: e61f1c7906 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2016年9月19日 1時
