嵐の前の静かな夜 3 ページ32
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歩いて15分のスーパーに向かい、食材を選別する。
この段階から私には大切な工程だ。
仕事の上で培った知識で、吟味に吟味を重ねて選んでいく。
さすがの母もこの工程がまどろっこしいらしく
最近は一緒に買い物に付き合ってもらえない。
別に私もいつもいつも時間をかけている訳ではなく、
急ぐ時はそれなりに急いでいる。
だけど今日は
久しぶりにユノにふるまえる、となるとやっぱり力が入ってしまうんだ。
出来るだけ美味しい食材で
美味しいものを作ってあげたい。
「美味しい！！」
そう言ってほっぺたを膨らませてくれるユノが見たいから。
それに今日は時間があるから、
しっかりと選ぶぞ！！
密かに腕まくりをして、青果コーナーを目指した。
✳
じっくりと選別した食材を
持ってきた保冷バッグにしっかり詰めて、帰路に着く。
「…はぁ。買いすぎちゃった…」
ついつい、どれも美味しそうで
気がつくと結構な量になっていて。
かなりの重量になっていたけど
ここは、ユノのため！！
気合を入れて3つのバッグを持ち、家路を急いだ。
涼しくなってきているとはいえ、
冷蔵ものは早く冷蔵庫にいれてしまいたい。
と、そんな時
「大丈夫ですかぁ？？」
後ろから声をかけられた。
「え？」
私？と思いながら振り向くと
ロングの黒髪、目鼻立ちのはっきりした美女が
ナイスバディな超ミニスカート姿で私を見ていた。
「随分と重そうだよね。私、手伝ってあげるよ」
彼女はそう言って、私の持っていたエコバッグを一つ、待とうとした。
「あ、いえいえ、かなり重いので大丈夫ですよ！」
親切心はありがたいけれど、
女の子にこんな重いものを持たせる訳には、とその手から逃れようとしたんだけど
「大丈夫大丈夫！私力持ちだし、こっち向かうんでしょ？
私もこっちに行くから途中まででも持ったげるよ！」
彼女はそう言ってヒョイ、とエコバッグを肩に担いだ。
「え…大丈夫？」
「へーきへーき！！これっくらい！」
彼女はそう言って、スタスタと進んで行く。
…力持ち、って言うのは嘘ではないらしい…
その勇姿にみほれ
ちょっとばかり彼女に興味も湧いてしまったので
私は大人しく送ってもらう事にした。
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ゆうの(プロフ) - かえるさん» 私の中でのイメージはフワちゃんです。一応美女、なので顔は……^_^; (2020年8月23日 15時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - まさかユノの家探しにJKが(oﾟДﾟﾉ)ﾉ (2020年8月22日 19時) (レス) id: f095ecfa37 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - まいさん» なかなか進まず、申し訳ないです〜。地味〜に続いております。今後ともよろしくです！m(_ _)m (2020年8月18日 16時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» お返事が遅くなっておりました^_^; かえるさん、ごめんなさいねーー！！！ (2020年8月18日 16時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
まい - ゆうのさん、「苺とチョコ」のお話の更新ありがとうございます！こちらのヒロインはユノさんと同い年なので、感情移入しやすくてワクワクします♪実里ちゃんみたいな友達欲しいです(笑) (2020年5月8日 21時) (レス) id: 07f9b9444b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2018年6月22日 17時
