初デート 18 ページ5
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迂闊だった。
なんで気がつかなかったんだろう。
今日は土曜日。
目的の店の前。
数人並ぶその列の最後尾に着く。
「………ごめんね」
東京にいてもその評判が聞こえてきたような店なんだもの、そりゃあ混むよね。
「ん〜〜？仕方ないじゃん。評判の店なんだろ？
デート決まったのギリギリなんだし。
俺は全然構わないけどA、足大丈夫か？」
「あ、うん。立ってる分には平気だけど…」
「それなりに大きな店だし、そのうち空くだろ。
それとも腹減ってる？」
「ううん。まだまだ大丈夫」
「疲れたら俺に寄りかかれ！」
そう言って私の腕を取り、頭上からニッコリ笑ってくれるユノ。
周りには、同じようにカップルや友達連れが何組か。
女の子だけの集団は
さっきからユノをチラチラ見て静かに騒いでいるのが目の端で確認できた。
その横に並ぶ私。
やっぱりどうしても落ち着かないけど
でも
頭を下げることはもうしない。
ちゃんとユノを見るんだ。
ユノを見て、
話をするんだ。
「ところでこの店のリクエストって誰？」
「ここはね、鈴音のリクエスト！」
「あ〜〜、やっぱりね。
…ランチで行ったあの店は……あの男のリクエストだな」
「えっ……」
意外なユノの言葉に目が丸くなった。
あえて言わなかったのに…
「…なんでわかったの…？！
私の言葉にユノはそっぽを向いて
「…なんだかんだであの男がイッチバン野菜とかに五月蝿そうだったからな」
尖った口でそう言った。
……今、絶対漢字で�犖涎酣茲き瓩辰童世辰燭茲諭帖�
苦笑いの私は
努めて明るい声を出す。
「よくわかったね！そうなんだよ。高杉くん、意外にベジタリアンなんだよ！
鈴音はガッツリ肉食だしね！」
「…あの時も良く食ってたからなぁ…」
遠い目をするユノ。
「凄いね。1回しか会ってないのにちゃんと覚えてくれてるんだ！」
「ああ。俺は人の顔と名前は忘れないからな」
「友達を覚えてもらえるの嬉しい！ありがとう！」
素直な気持ちで感謝を伝えたら
「…あ、いや……
Aの友達とは…俺も仲良くしたいし…」
少し頬を赤くしたユノがそう言う。
「…あ！！でも男友達はなるべく少なめにしてくれ！」
そう付け加えるからつい、
おかしくて笑った。
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ゆうの(プロフ) - かえるさん» 私の中でのイメージはフワちゃんです。一応美女、なので顔は……^_^; (2020年8月23日 15時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - まさかユノの家探しにJKが(oﾟДﾟﾉ)ﾉ (2020年8月22日 19時) (レス) id: f095ecfa37 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - まいさん» なかなか進まず、申し訳ないです〜。地味〜に続いております。今後ともよろしくです！m(_ _)m (2020年8月18日 16時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» お返事が遅くなっておりました^_^; かえるさん、ごめんなさいねーー！！！ (2020年8月18日 16時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
まい - ゆうのさん、「苺とチョコ」のお話の更新ありがとうございます！こちらのヒロインはユノさんと同い年なので、感情移入しやすくてワクワクします♪実里ちゃんみたいな友達欲しいです(笑) (2020年5月8日 21時) (レス) id: 07f9b9444b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2018年6月22日 17時
