お手伝い 2…YN ページ36
✴
まあ、ね。
仕方ないさ。
友達想いのAだから。
そこが良いところの一つだし。
いくら俺たちが久しぶりに会える恋人だとしても
月曜日からはまた、Aは仕事で、俺は勉強で忙しくてまともにデートなんかできないとしても
それでも
土地勘もなくて親元を離れて一人暮らしする、という仲間を放っておけるわけがないんだから。
昨夜、「明日デートしよう！！」と息巻いてAを誘ったけど
「…ごめん！ユノ！！明日は花凛が札幌の家に帰ってくるんだけど、荷ほどきとかこれからなんだって！
買わなきゃならないものも出てくるかも知れないし、札幌初めてだから手伝ってあげたいんだ！」
両手でしっかり拝まれちゃあ…
広く寛大な心を持った彼氏の俺としては
ダメとは言えまい。
それに初めての札幌で
買い出しもあるなんて聞いたら
「俺、車借りて付き合ってやるよ。
買い出し、その方がいいだろ？」
これくらいの余裕はみせないと。
花凛ちゃんは札幌勤務で、
これからもAと仲良くしてくれる子なんだから。
「えっ！いいの？！ユノ！
すっごく助かる！！ありがとう！！」
満面の笑みのAも可愛いから、許す。
かくして、
初の札幌デートはお預けとなったわけだけど
花凛ちゃんにも喜んでもらえたようだし
再会の時のAへのハグは
同性とは言えあまりにしっかりと長くてモヤモヤしたけど
イケメンすぎる、なんて言われて悪い気はしない。
Aの彼氏としての評判は
高いに越したことはない。
途中でAには
「花凛も心配だったけど…
デートもしたかったから…ユノも一緒に来てくれて嬉しかった！ありがとう！」
なんて言われるからもう、張り切らない理由はない。
だから、
帰り道くらいは二人きりで少しはムーディーに行けるかも、と期待したのに
俺は見誤った。
「今日くらいうちで泊まってうちから出社すれば良いじゃないの〜〜！
一緒にご飯たべましょう〜〜？！」
そうだよな。
おばさんならそう言うよな。
Aが帰宅の連絡をした時、そんなお誘いがかかって
「ええ〜〜？！Aちゃんのお母さんのご飯！！食べたい！！」
そうなるのも当たり前の流れだ。うん。
頑張れ、俺！
✴ 2018/03/23
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かえる(プロフ) - 手を繋いでの映画鑑賞ですか？ムフフフフ♪確かにラブストーリーは観れないですよね〜( 〃▽〃) (2018年6月20日 3時) (
レス) id: 26c1b93e97 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» ホラーに打ち勝とうとしてますよ、かえるさん。^_^;荒療治ってやつですかね！ (2018年6月19日 9時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - あれま…ホラーダメなのか…φ(．．)映画館で叫んだり目を背けたりする姿もまた愛しく思うから大丈夫♪大丈夫♪新たな一面発見！って嬉しいもんですよね〜 (2018年6月4日 22時) (レス) id: 26c1b93e97 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» どういうデートが正解なんでしょうね〜！とりあえず、どんな映画を見るんでしょう、2人は。(*^^*) (2018年6月3日 14時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - キャー( 〃▽〃)デートしてますよ♪ (2018年5月30日 4時) (レス) id: 26c1b93e97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2017年10月15日 20時
