自宅 5 ページ26
✴
「これとこれ？」
「あ、うん、そう。重いから気をつけ…」
「よっ…と。…ん？」
玄関先に
一昨日送った寮での荷物、ダンボール２箱分が届いたまま置かれていて
皆が帰る中、ユノだけちょっと部屋に上がりたいと言うから、荷運びをお願いしたところだった。
結構大きくて重いダンボールを、軽々持ち上げるユノを見て、
正直
………かっこいい……
と、惚れ惚れしてしまった。
先回りして2階に上がり、部屋のドアを開ける。
ふわり、と。懐かしい香りが私を包んだ。
何が香る、と言うわけでもないけど
やっぱり
今までの自分のテリトリーに戻った事が実感できて
一気に気が抜ける。
「この辺に置けばいい？」
ユノの声に我に返った。
「あ、うん、ありがとう」
ベッドの足元の位置にダンボールを置いてもらう。
ユノは私の顔を見た後に
ゆっくりと部屋の中を見渡した。
その視線に気が付いて
私も部屋を確認する。
ちょっと慌てたけど
出て行く時に片付けたし、おそらく母も掃除をしていてくれてるはずだから汚れてはいない。
するとユノは
ベッドサイドに腰を下ろして、ぱふぱふと、隣を叩く。
呼ばれるままに隣に座った。
ユノは
真っ直ぐ前を向いたまま話し出す。
「……あの日さ」
「え？」
「……ケーキ買ってこの部屋に来た日」
「…あ……」
一度、私がユノに決別した日。
「……俺…2度とこの部屋に入れないんだなぁ、って
すごく辛かった…」
私が
私の存在が、ユノの幸せを奪っている、と
そう思っていた日々だったから…。
「…言い切ったAも……辛かったんだろうな……って」
「…え？」
「…そう言わせたのが俺だって思ったらほんとに辛くて…」
ユノが
組んだ手にきゅっ、と力を込めたのがわかった。
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かえる(プロフ) - 手を繋いでの映画鑑賞ですか？ムフフフフ♪確かにラブストーリーは観れないですよね〜( 〃▽〃) (2018年6月20日 3時) (
レス) id: 26c1b93e97 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» ホラーに打ち勝とうとしてますよ、かえるさん。^_^;荒療治ってやつですかね！ (2018年6月19日 9時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - あれま…ホラーダメなのか…φ(．．)映画館で叫んだり目を背けたりする姿もまた愛しく思うから大丈夫♪大丈夫♪新たな一面発見！って嬉しいもんですよね〜 (2018年6月4日 22時) (レス) id: 26c1b93e97 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» どういうデートが正解なんでしょうね〜！とりあえず、どんな映画を見るんでしょう、2人は。(*^^*) (2018年6月3日 14時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - キャー( 〃▽〃)デートしてますよ♪ (2018年5月30日 4時) (レス) id: 26c1b93e97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2017年10月15日 20時
