帰宅 2 ページ12
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「ああ！久しぶりだ〜〜北海道〜〜！！何もない〜〜！！」
浩太の運転する車の後部座席で
空港から札幌市内へと向けて走る高速道路の車窓から
緑いっぱいの、およそ人工の建築物など一切視界に入らないような
「あんた喧嘩売ってんの？」
「違うよ、感動してるんだよ〜〜！」
「あ、俺ちょっと分かるかも！だだっ広くて気持ち良いんだよな！」
「そうそう！ずっと縦長な世界にいたから、なんだか横長で新鮮！！」
「ああなるほどね、そういう事………ってか、それって喜んでいいの？どうなの？」
納得しかけた実里がまた、疑問を投げかけてくる。
「え〜〜？私には喜ばしい事だけど？
しばらく住んでみて分かったけど、私にはやっぱりだだっ広い北海道が性に合ってる。
…って言うか、私のやりたいことはやっぱり北海道でしか出来ない、って再確認したよ」
抜けるような青い空と夏の日差しも
東京のソレとは比べものにならないくらいに柔らかい。
「まぁ、暑がりの私には北海道以外は無理、ってのもあるけどね」
そう言って笑ってみせると
隣に乗っている実里が腕を伸ばしてきて
「！いててててて！」
いきなり私のほっぺたを摘んだ。
「なっ、何すんのよ、実里っ」
「なーんか、余裕ぶっこいちゃってる感じがしてやーね！！」
そう言って口先を尖らせる。
「よっ、余裕なんてないよ！毎日いっぱいいっぱいだよ！」
連日の見学と課題、研修、研究…
その合間をぬっての涼音たちと行くランチやディナーが唯一の息抜きだった。
「ユノも結構いっぱいいっぱいだぜ？珍しく」
「…え？」
浩太の言葉に意識が集中する。
「まぁ、Aの手前、絶対弱みは見せないと思うけどさ。
勉強だけならともかく、あいつそこにアルバイト入れてっから大変になってんの」
「…アルバイト？アルバイトなんかしてるの？」
毎日のように電話をしてるのに
そんな話は聞いたことがなかった。
「ああ、単発なバイトはたまにしてたけど、定期的なのは始めたばっかり。
続くかどうかわからなかったからAにはまだ言ってなかったんじゃね？」
「…そうなんだ。何始めたの？」
私の言葉に
「……うーーーんと…」
言い淀む浩太。
チラリと実里を見ると
「…家庭教師。女子高生の」
期待通り、答えてくれた。
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かえる(プロフ) - 手を繋いでの映画鑑賞ですか？ムフフフフ♪確かにラブストーリーは観れないですよね〜( 〃▽〃) (2018年6月20日 3時) (
レス) id: 26c1b93e97 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» ホラーに打ち勝とうとしてますよ、かえるさん。^_^;荒療治ってやつですかね！ (2018年6月19日 9時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - あれま…ホラーダメなのか…φ(．．)映画館で叫んだり目を背けたりする姿もまた愛しく思うから大丈夫♪大丈夫♪新たな一面発見！って嬉しいもんですよね〜 (2018年6月4日 22時) (レス) id: 26c1b93e97 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» どういうデートが正解なんでしょうね〜！とりあえず、どんな映画を見るんでしょう、2人は。(*^^*) (2018年6月3日 14時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - キャー( 〃▽〃)デートしてますよ♪ (2018年5月30日 4時) (レス) id: 26c1b93e97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2017年10月15日 20時
