ヴィクトリア25…YN ページ27
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それからはひたすら撮影会。
シムも俺も化粧直しをされ、カウンターの中やボックス席、いろんなところで色んな人と写真におさまる。
シムが仏頂面になりそうになると
「コホン」
と工藤さんの咳払いが聞こえてきて
「…う〜〜〜〜っ」
と唸りながらも笑顔を作るシムが可笑しくて。
「あら！どんちゃん自然な笑顔で素敵だわぁ〜〜！！」
ママさんに褒められる。
考えてみれば、2度とこんな経験はないだろうから
どうせなら楽しんでしまった方が勝ちだ。
さんざん写真を撮り終えて、大騒ぎしたせいか店内の客もお姉さんたちも結構な疲労感で椅子に沈んだころ
「いやぁ、面白いもん見せてもらったな！
ママ、後でとっておきの俺にも送ってくれよな〜〜！」
工藤さんが席を立った。
「あら、工藤ちゃん帰っちゃうの？！」
ママさんがコートを手に工藤さんの元へ進む。
「おう。意外な人物にも会えて面白かった！
ああ！頑張ってくれたご褒美にママ、御曹司のこれから1年分の飲み代、俺が払うからツケといて！」
「…え？」
疲れ果てて床へとへたり込んでいたシムの顔が上がった。
「あら、いいの？！この子ザルよ？」
「いいよいいよ、撮影代。
だけど学生なんだから、学業に差し支えのない程度でママが止めてやってよ？」
「りょーかい！そこは任せてちょうだい！」
ママさんの言葉を受けた工藤さんは、次にちらりと俺を見た。
「…君は……そうだなぁ…」
工藤さんはそう言いながら胸ポケットから名刺を出して
「大通りのホテル、あれが俺のだから、今度彼女連れて地下のバーに飲みに来い！
ちょっと有名なバーテンダーがいるから上手いカクテルご馳走してやるよ！
この名刺見せればわかるようにしておくからさ。
わかった？」
「…え？お、俺も…？」
躊躇する俺に
「工藤ちゃんはね！頑張る若者が大好きなのよ！
こんな一見しょぼくれた親父だけどね、心配することないお金持ちだから安心してお受けしなさいな！」
ママさんがそう言ってくれたから
俺はありがたく頭を下げてその名刺を受け取った。
韓国でシムの家と関わりがあるくらいの人物だし…
大通りの…ホテル……？
「え……ええっ？！あ、あの工藤誠一郎？！！」
名刺の名前を見て目が丸くなる。
「さすがどんちゃん！！今頃気づくなんて〜〜っ！！」
店内は大笑いとなった。
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ゆうの(プロフ) - かえるさん» が、頑張ってみますね、かえるさん…！私の精一杯！！(でもないかな)^_^; (2017年10月15日 20時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - ユノだからどんな甘々な言葉でもＯＫなんですよねぇ〜(*>∀<*)ドンドン言ってもらいましょう！！！ゆうのさん…お願いしまっす (2017年10月15日 17時) (レス) id: 26c1b93e97 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» いやぁ〜〜(*´ー｀*)自分で書いててむず痒いです。ユノだから言わせることができる……。ユノだから(←ここ大事) (2017年10月15日 8時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - 実物はもちろん、やっぱりユノってかっこいい〜( 〃▽〃)『抱きしめておきたい…』朝からもう胸キュンキュンなんですけどぉ〜 (2017年10月15日 6時) (レス) id: 26c1b93e97 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - のこさん» ちょっとしたストレスを妄想で発散しました！！！なんか、いいやつばっかだね〜〜^_^; (2017年10月13日 18時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2017年6月9日 18時
