ヴィクトリア19…YN ページ21
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「……いらっしゃいませ……」
茶髪のボブスタイルのシムが
恨めしそうに振り返った。
すげー嫌そう。
そんなシムの目の前に座る形になった工藤さんが
シムを見てニヤニヤと笑っている。
「おっ！そっちは可愛い系じゃん！
ママ、ずいぶん麗しい子が入ったじゃん！」
お客さんの言葉にママさんは満面の笑み。
「うふふ〜〜！おかげさまで！
でもね、なかなか忙しいから滅多に顔だしてもらえないのよ、この子たち！
だから今日、店に来たあなたたちはすっっごいラッキーよ？！
今度はいつ会えるかわからないからね！！」
次はない…！
絶対にない！！
俺は心の中で叫び
「ええ〜〜、そうなの？！」
「そりゃ、貴重だな！あとで写メ撮ろうね〜〜！」
酔っ払いサラリーマンの言葉に
…それだけはぜーーったいいやだ！
と、心の中で悪態をつく。
この姿を記録に残すなんて…！
万が一にもAの目に触れるようなことがあったら…
「…………」
………考えるだけでも血の気が引く。
工藤さんとシムの間に何があったかはさっぱりわからないけど
「俺は御曹司の女装も見てみたいねぇ」
工藤さんのその一言でシムは黙った。
そしてあれよあれよという間に
お姉さまたちの手で見事な美人に変身した。
「やっぱり〜〜！！なんってナチュラルな美人なのぉ〜〜？！」
満面の笑みのママさんと
「ママの甥っ子とは思えないビジュアルよね！」
「うん！普通に女の子みたい！！」
「なんの手入れもなくてこのクオリティだなんて羨ましすぎるわ！！」
妬みを通り越して、すでに羨望の眼差しで見つめられるシムがいた。
「……なんっで俺はドレスなんですか…」
シムの低い声が響く。
シムのサイズにぴったりの鮮やかな赤いドレス。
「そりゃあ！どんちゃんは嬉しい誤算、ってやつだけど、
いつかのために、とヌナはちゃーーんとチャミナのサイズに合うドレスを準備してたんだもの〜〜！
こんな早くに袖を通してもらえる日が来るなんて思わなかったけど！」
ママさんの言葉の最後にハートマークを感じる。
「やっぱり私の目に狂いはなかったわよ〜〜っ！！
どうよ、このクオリティ！！
みて！工藤ちゃん！女装を通り越して既に女よ？！」
ママさんは嬉しそうに工藤さんを見た。
「ありがとう工藤ちゃん！
なんだかよくわからないけど工藤ちゃんのおかげで念願叶ったわ！」
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ゆうの(プロフ) - かえるさん» が、頑張ってみますね、かえるさん…！私の精一杯！！(でもないかな)^_^; (2017年10月15日 20時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - ユノだからどんな甘々な言葉でもＯＫなんですよねぇ〜(*>∀<*)ドンドン言ってもらいましょう！！！ゆうのさん…お願いしまっす (2017年10月15日 17時) (レス) id: 26c1b93e97 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» いやぁ〜〜(*´ー｀*)自分で書いててむず痒いです。ユノだから言わせることができる……。ユノだから(←ここ大事) (2017年10月15日 8時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - 実物はもちろん、やっぱりユノってかっこいい〜( 〃▽〃)『抱きしめておきたい…』朝からもう胸キュンキュンなんですけどぉ〜 (2017年10月15日 6時) (レス) id: 26c1b93e97 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - のこさん» ちょっとしたストレスを妄想で発散しました！！！なんか、いいやつばっかだね〜〜^_^; (2017年10月13日 18時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2017年6月9日 18時
