ヴィクトリア10…YN ページ12
✴
シムを押しのける形で、お姉さまたちが俺に密着する。
「ちょっと待ってよ、どんちゃん！」
「なに、なに？昨日、ちゃんと意思疎通ができたのよね？？」
「暫く離ればなれなのよね？！」
「なのに何もしないで帰ってきちゃったの？！」
「…ち、近いですよ、皆さん…」
顔が近すぎて焦点が合わない。
どうにも収まりがつかない気がして、素直に答えた。
「…キ、キスはしました…よ…？」
静まり返る店内。
一呼吸あいて、また大騒ぎになった。
「それっくらい当たり前でしょーーー！」
「信じられないわーー！」
「相思相愛の男女が、一つベッドに寝ていて、なんで何も起こんないわけ？！」
「ちょっと！どんちゃん、あなた淡白にもほどがあるじゃないのよ！」
「まっ、まさか…！」
皆の視線が俺の顔を通り過ぎて下方へと下がって行く。
お姉さまの一人が
憐れむような瞳で俺を見て口を開く。
「まさかその若さで…イン…」
「違いますから！！！」
全力で否定した。
「そ、…そうよねー！！」
「さすがにそんな心配はないわよねー！」
「年頃の健全男子ですものねー！」
…が。
「……と……思います……」
ちょっとだけ不安がよぎり
いつもと違うシチュエーションと
いつもと違う仲間の中にいることでつい、気が緩んだ。
「…思います…ってなんですか？何か心配なことでも？」
お姉さまたちの隙間から
シムが顔を覗かせて聞いてきた。
「……………」
こんな事を彼女のいるシムに言うのはなんだか恥ずかしいんだけど
「……確かにあんまりそう言う欲求って今までなくて……
だから…ちゃんと出来るか少し不安というか……」
素直な気持ちだった。
「あら、今までの彼女に何か言われたことでもあるの？」
今まで傍観していたママさんが
少し目を丸くして俺を見た。
「…いや、あの…
だから欲求がなくてそういう経験が…今までなくて…」
正直に白状する。
また、静寂に包まれる店内。
少々の恥ずかしさから
少し照れて頭をかく俺を見ていた皆の目が
見る見る間にまん丸く見開かれて行く。
今までに見たことのない驚きの表情のあと
「ええーーーーーーーっ？！」
今までにない大音響が耳をつんざく。
い.、いたい……！
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ゆうの(プロフ) - かえるさん» が、頑張ってみますね、かえるさん…！私の精一杯！！(でもないかな)^_^; (2017年10月15日 20時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - ユノだからどんな甘々な言葉でもＯＫなんですよねぇ〜(*>∀<*)ドンドン言ってもらいましょう！！！ゆうのさん…お願いしまっす (2017年10月15日 17時) (レス) id: 26c1b93e97 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» いやぁ〜〜(*´ー｀*)自分で書いててむず痒いです。ユノだから言わせることができる……。ユノだから(←ここ大事) (2017年10月15日 8時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - 実物はもちろん、やっぱりユノってかっこいい〜( 〃▽〃)『抱きしめておきたい…』朝からもう胸キュンキュンなんですけどぉ〜 (2017年10月15日 6時) (レス) id: 26c1b93e97 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - のこさん» ちょっとしたストレスを妄想で発散しました！！！なんか、いいやつばっかだね〜〜^_^; (2017年10月13日 18時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2017年6月9日 18時
