内緒話 ページ49
✴︎✴︎✴︎
『…ヌナに頼みがあるんです…』
『…だからヒョンだっ………へ？』
『言いましたけど』
『あ、あら。珍しい、ヌナだなんて…！』
『……』
『かなり真面目なお願いなのね？なに？』
『…最近、カフェの様子が…いや、彼女の周りがなんだか変、なんです…』
『…ふん、ふん…』
『調べてもらえませんか？俺の名前でも構わないんで…』
『…オッケー！
Aちゃん、心配なのね？』
『…それもありますが…
このままだとヒョンの店の評判も落ちる可能性があって…』
『…そんな深刻なの？…わかった。やったげる！』
『…お願いしま…おわっっ！！！』
「ちょっとチャミくん！！
だからぁ！私はわかんないんだから韓国語じゃ駄目だ…って、言ったじゃん〜！」
足元のおぼつかなくなった私は、あとちょっとでカウンターという所で蹴つまずき、チャミくんの背中にダイブする形となった。
「ヒョ、ヒョンと話すときくらいは母国語でもいいじゃないっすかー？！
普段頑張って日本語話してるんだし…！」
珍しく少し慌てた感じでチャミくんが言う。
「うそだね！チャミくんは別に頑張らなくても日本語話せる人だもんね！
私よりずーーっと日本語知ってるもんね！」
チャミくんの背中にもたれかかったままの私。
なんだか力が出ないんだよねぇ。
「な、なんだか妙にからむ…って、あっ！酒くさっ！
ちょっと！彼女にアルコール飲ませましたっ？！」
背中にしがみつくような私をそのままに
チャミくんが顔だけを後ろへと向けて、テーブル席のオネエ様達に叫んだ。
「飲ませた訳じゃないわよ〜〜！
水と間違えて一気飲みしちゃったの〜〜！」
私たちに罪は無いわよ〜〜、なんてオネエ様たちの楽しそうな声が聞こえた。
私は
しがみつくチャミくんの背中の温もりが心地良くって
ついでに言うと身体中がポカポカと気持ち良くて
気づいたらまた、自分の部屋のベッドの上だった。
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かえる(プロフ) - 次章へ行かなくちゃ！ (2016年9月10日 23時) (
レス) id: c3cb7c4659 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - のこさん» のこさん、チャンミンと一緒に行くんですね？ (2016年9月10日 20時) (レス) id: e61f1c7906 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ちのさん» コメントありがとうございます(*^^*) チャミくんは一番色々気づいているかもしれないですね。二人にとっては救世主です！ (2016年9月10日 19時) (レス) id: e61f1c7906 (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - ヴィクトリアに行ってオッパに癒されたいです！えぇ、何がなんでも、オッパと呼びますよ？ (2016年9月9日 17時) (レス) id: 9c0a90af40 (このIDを非表示/違反報告)
ちの(プロフ) - 相手の為に自分の気持ちを抑えて、なんぼつらくても耐えられるんですね…>_<…2人のように淡い恋してみたいな…ちゃみをつきあって、遠目？で自分をみつけらるかもしれませんね^(*^^*) (2016年9月9日 15時) (レス) id: 58256d473c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2015年8月6日 11時
