大切な… ページ13
✴︎✴︎✴︎
「あっ！ちょっと！ヒョン…！
あっ！だからシャツのボタンをはずすんじゃねえ！
ベルトも抜くな！」
珍しく慌てまくるチャミくんの声を聞きつつも、だけど私にできることはなく…
「ま、ママさん、あの、チャミくん大丈夫ですか？」
一人おどおどしている私。
助けてあげたいけどガタイの良いおネェ様が5人も寄ってたかってじゃ太刀打ちできない。
てか、一人でも多分無理。
「えーー？
皆いい男に飢えてるしね〜。チャミナだって男なんだしなんとかなるでしょ。
まあ、皆にキスの一つでもしてやれば落ち着くんじゃない？」
「へっ？！きっ、きすっ？！」
「きゃーーっ！ソレいい！さっすがママ！」
にわかに騒ぎ出すおネェ様たちと
「まじかよーーーっ！」
もみくちゃのチャミくんの雄叫び。
「えっ？！ちょっ、ちょっと待って！キスって…！」
更にテンパる私。
「わったしいっちばーーーん！」
「あっ！じゃ私2番！」
おネェ様たちが順番を決めて
「さあさあ！チャンミナちゃん！いつでもどこからでもどうぞ！」
そう言って目を瞑って顔をチャミくんに向け、唇を突き出す。
チャミくんは他のおネェ様たちにがんじがらめにされていて逃げようがなく…
「だっ…
ダメですよぉっ！！」
思わず割って入った私。
チャミくんを背に、両手を上げて間に入った私を
1番手のおネェ様が片目を開けて見た。
「きっ、キスは好きな人としないとダメです！」
多分顔は真っ赤だと思う。
「はあぁ？？欧米じゃあ挨拶だわよ？」
「こっ、ここは日本ですからっ！
かっ、簡単にしちゃダメだと思いますっ！
キスだって、抱き合うのだって…」
言いながら、私はさっきのシーンを思い出してしまった。
「ほんとに好きな相手とっ……す、するべきじゃないでしょうかっ！！
ほんとに好きな相手だからっ……したくなるんじゃないんですかっ……？！
皆さん、じぶんをもっと大切にしましょうよぉ…っ！」
私一人、アルコールも入ってないのに酔っていた。
ユノとマネージャーの抱き合うシーンが頭に蘇ってきて
結局、
我慢できずに泣いていた。
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かえる(プロフ) - 次章へ行かなくちゃ！ (2016年9月10日 23時) (
レス) id: c3cb7c4659 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - のこさん» のこさん、チャンミンと一緒に行くんですね？ (2016年9月10日 20時) (レス) id: e61f1c7906 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ちのさん» コメントありがとうございます(*^^*) チャミくんは一番色々気づいているかもしれないですね。二人にとっては救世主です！ (2016年9月10日 19時) (レス) id: e61f1c7906 (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - ヴィクトリアに行ってオッパに癒されたいです！えぇ、何がなんでも、オッパと呼びますよ？ (2016年9月9日 17時) (レス) id: 9c0a90af40 (このIDを非表示/違反報告)
ちの(プロフ) - 相手の為に自分の気持ちを抑えて、なんぼつらくても耐えられるんですね…>_<…2人のように淡い恋してみたいな…ちゃみをつきあって、遠目？で自分をみつけらるかもしれませんね^(*^^*) (2016年9月9日 15時) (レス) id: 58256d473c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2015年8月6日 11時
