聞きたくなかった言葉 ページ47
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少しノンビリとした
おちゃらけた感じの話し方だった拓海くんの
本気の声を聞いた気がして。
二人のやりとりが怖いと感じたその時
別のテーブルにいた女性が声をかけてきた。
「あれっ？愛梨じゃない？」
彼女の視線はマネージャーに向いていて
声をかけられたマネージャーの彼女は
驚きながらその言葉に答えた。
「わ…あ！美咲？久しぶり〜！」
「相変わらず綺麗ね〜〜」
「ありがと。美咲も相変わらずスレンダーね！」
そんな話の進む中
お友達らしい彼女の視線がマネージャーの隣のユノに移って
「あ…ら、こちら…愛梨の彼氏？」
ドキン…と心臓が鳴る。
「あ…うん。チョン・ユンホさん。
2年先輩なの」
マネージャーの彼女の言葉に
一気に血の気が引いた。
覚悟はしていたけど…
改めて当の本人の口から聞くと…
……やっぱりかなりのダメージだ……。
「ユノさん、こちら高校時代の友達で美咲、です」
マネージャーがユノを友達に紹介していて
「初めまして！美咲です！」
「…あ、どうも。…ユノです」
「さっすが、愛梨の彼氏！レベル高っ！」
そんなやりとりを頭上で聞いているうち
私の気持ちはどんどん落ちていって…
…私…なんでこんなところにいるんだろう…
拓海くんには申し訳ないけど
どんどん寂しくなっていって…
たぶん
すごく情けない顔をしていたと思う。
膝の上で
さっきユノに手を剥がされた時の痛みを感じないほど
ギュッと握った拳は感覚がなくなっていた。
「…出ようか、Aちゃん。
ユノたちのデートの邪魔しても悪いしね」
拓海くんがそう言って立ち上がり、
私の横に来て肩を叩く。
固まっていた私の身体はその瞬間、動きを取り戻した。
「あ…はい！」
バッグとコートを手に勢いよく立ち上がる。
「あ、おい！拓海！A！」
ユノに声をかけられて
振り返った拓海くんがユノににじり寄り
少し言葉を交わして
そして私の背中を押すように店を出た。
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ゆうの(プロフ) - ちゃっぴーさん» コメントありがとうございます(*^^*) ああ、そんなこともありましたねぇ。(遠い目) これからもよろしくお付き合いくださいませ！ (2016年8月23日 6時) (
レス) id: e61f1c7906 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぴー(プロフ) - ふふ、Box in the shipでのメンバーとのイチャつきを思い出してしまいました。あ、はじめまして。こちらの作品いつも楽しんでキュンキュンしながら読ませていただいております。これからも楽しみにしていますね。 (2016年8月23日 3時) (レス) id: c62f0fa1a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かのかさん» コメントありがとうございます(*^^*) 私もたまたまやりたいことを見つけただけですよ〜。無理はしなくていいと思うけど、見つかったら教えてくださいね！ (2015年7月22日 14時) (レス) id: 216033f460 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - なんと、まったく同じように感じてまして、でも、同じでないのは自分のためになにか！がまだないこと。ホントだ！やらないと！自分のために使う時間だ！まずなにやるか決めよう！ (2015年7月21日 23時) (レス) id: 171b30f749 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - saranさん» コメントありがとうございます(*^^*) 皆がそれぞれの場所で頑張っていれば、胸を張った再会ができますよね(*^^*) お互いに頑張りましょう！そして、今後ともよろしくお願いします！m(__)m (2015年7月21日 14時) (レス) id: 216033f460 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2015年2月18日 22時
