チャミくんのチョコ ページ18
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ドサリ、と。
今日貰ったチョコをカウンターテーブルにのせるチャミくん。
「…すごっ…」
思わず声が出た私。と、ヒュウッと口笛を吹くママさん。
カフェから持ってきていた紙袋の中身も当然ながら、チャミくんのリュックの中からもカラフルな包装紙に包まれた箱がバラバラと飛び出す。
ユノほどではないものの、こちらも相当な数だ。
「さすがね〜！チャミナ〜！」
こくこくと頷くママさんはなんだか嬉しそう。
チャミくん、カフェ以外でもがっつり貰っていたんだね。
何個くらいあるんだろう…なんて漠然と考えていたら
「…どれでも好きなの食べていいですよ」
とチャミくんが言うから、ちょっと驚いた。
「え？…チャミくん食べないの？」
「俺、甘いものそんなに得意じゃないんで…全部は無理です」
コーヒーを飲みながらそう言うチャミくん。
「…そうなんだ…」
そっか…。甘いものが苦手な人にとってはチョコは……
思わずテーブルの上に山積みのチョコを見つめた。
「……彼は…全部食べるんですか？」
チャミくんが前を向いた視線を動かさないままそう言った。
「え？」
一瞬誰の話かさっぱりわからなくて、素っ頓狂な声が出る。
そんな私に苛立ったのか
「ユノさんは…
自分で全部食べるんですか…？」
少し声にトゲを感じる言い方で、チャミくんが私を見た。
「あ、ああ…。うん…。
甘いもの好きだから、時間はかかるけど自分で食べてるよ」
「ふぅん」
と鼻であしらう感じのチャミくんと被さるように
「あらっ！どんちゃん凄いわね！」
ママさんが嬉しそうに返すから
「…ふん。
甘いものが好きなら食べられるでしょうよ。
俺だってこれが全部ビールだったら1人で飲めますよ」
チャミくんがそう言ってテーブルの上のチョコたちを見る。
「あははははっ！チャミナは確かにそうだわね〜！
私も同じ量ならチョコよりはビールかな！」
ママさんが笑い飛ばして、場の空気が少し和らいだ。
「……誰がどれをくれたのかは頭に入ってるんで、中身は良かったらどうぞ」
改めてそう言うチャミくん。
「えっ、…くれた人覚えてるの？？チャミくん」
「まぁ…。手紙とか添えてありますし、直接会った人は一応顔くらいは覚えてますよ」
…凄すぎなんですけど…チャミくん。
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ゆうの(プロフ) - ちゃっぴーさん» コメントありがとうございます(*^^*) ああ、そんなこともありましたねぇ。(遠い目) これからもよろしくお付き合いくださいませ！ (2016年8月23日 6時) (
レス) id: e61f1c7906 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぴー(プロフ) - ふふ、Box in the shipでのメンバーとのイチャつきを思い出してしまいました。あ、はじめまして。こちらの作品いつも楽しんでキュンキュンしながら読ませていただいております。これからも楽しみにしていますね。 (2016年8月23日 3時) (レス) id: c62f0fa1a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かのかさん» コメントありがとうございます(*^^*) 私もたまたまやりたいことを見つけただけですよ〜。無理はしなくていいと思うけど、見つかったら教えてくださいね！ (2015年7月22日 14時) (レス) id: 216033f460 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - なんと、まったく同じように感じてまして、でも、同じでないのは自分のためになにか！がまだないこと。ホントだ！やらないと！自分のために使う時間だ！まずなにやるか決めよう！ (2015年7月21日 23時) (レス) id: 171b30f749 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - saranさん» コメントありがとうございます(*^^*) 皆がそれぞれの場所で頑張っていれば、胸を張った再会ができますよね(*^^*) お互いに頑張りましょう！そして、今後ともよろしくお願いします！m(__)m (2015年7月21日 14時) (レス) id: 216033f460 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2015年2月18日 22時
