モテる彼 ページ17
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騒ぐボックス席を後ろに
チャミくんは、お代わり用にママさんが落としていたコーヒーを
長い腕を伸ばしてカウンターの向こう側から手に入れて、それを口にした。
「……はぁ……
想像はしてたけど…まさかここまでとは…」
ただでさえなで肩なのに
力を落として益々撫でていくチャミくんの肩。
普段自信満々なチャミくんの
そんな様子が面白くてつい笑ったら
チャミくんが落とした頭を横に向けて、私をギロリと睨んだ。
…こわっ…
「ずいぶん呑気にしてますけど…
家の方には連絡は入れてますか？」
時間は午前3時を回っていた。
「あ、うん。遅くなることは言ってあるし、カフェ出る前にメール入れたから大丈夫！」
私の答えにチャミくんの表情が和らいだ。、
「だったらいいですけど……あの……」
「ん？なに？」
「…あ、いや…
…………いいです………」
何かを言いかけてやめたチャミくん。
……なんだろ……？
気になって問いただそうと口を開いたら
「全くもう！チャミナってば！
私の心の恋人がメチャクチャになるところだったじゃないのよっ！」
胸に写真集を抱きかかえたママさんがカウンターに戻ってきた。
後ろのオネエさまたちは口々に
「ひっどぉ〜い！ママ〜！」
「あたしたちそんなガサツじゃないわよね〜！」
「ねーっ！」
口を尖らせている。
そんなオネエさまたちに
「さ！皆、今日はお疲れ様！また明日よろしくね〜！」
ママさんがニッコリ笑って声をかけて、
オネエさまたちも帰りの挨拶を済ませて店を出て行った。
「お疲れ様〜！」
「ママ！また明日〜！」
「チャンミンくん、またね〜！」
チャミくんは、オネエさまたちが店を出るギリギリまでベタベタと触られまくっていて。
「今日はカフェといい、ここといい、ひたすらモテてるね〜、チャミくん！」
私がそう言うと
「どんなに不特定多数の人に好かれても仕方ないでしょ。
自分の好きな人に好きになってもらえないと」
ピシャリと言ってのけた。
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ゆうの(プロフ) - ちゃっぴーさん» コメントありがとうございます(*^^*) ああ、そんなこともありましたねぇ。(遠い目) これからもよろしくお付き合いくださいませ！ (2016年8月23日 6時) (
レス) id: e61f1c7906 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぴー(プロフ) - ふふ、Box in the shipでのメンバーとのイチャつきを思い出してしまいました。あ、はじめまして。こちらの作品いつも楽しんでキュンキュンしながら読ませていただいております。これからも楽しみにしていますね。 (2016年8月23日 3時) (レス) id: c62f0fa1a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かのかさん» コメントありがとうございます(*^^*) 私もたまたまやりたいことを見つけただけですよ〜。無理はしなくていいと思うけど、見つかったら教えてくださいね！ (2015年7月22日 14時) (レス) id: 216033f460 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - なんと、まったく同じように感じてまして、でも、同じでないのは自分のためになにか！がまだないこと。ホントだ！やらないと！自分のために使う時間だ！まずなにやるか決めよう！ (2015年7月21日 23時) (レス) id: 171b30f749 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - saranさん» コメントありがとうございます(*^^*) 皆がそれぞれの場所で頑張っていれば、胸を張った再会ができますよね(*^^*) お互いに頑張りましょう！そして、今後ともよろしくお願いします！m(__)m (2015年7月21日 14時) (レス) id: 216033f460 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2015年2月18日 22時
