紳士じゃない人 ページ1
✳✳✳
「チャ、チャミくん！頼むからあそこでの話は全部忘れてっ！！お願いしますっ！」
思わずチャミくんを拝む。
するとチャミくんは、ニヤリと意味ありげに笑って言う。
「…俺、頭いいから大体一回で記憶しちゃうんですよね〜…
しかも内容が刺激的だと…忘れるのは難しいなぁ〜」
……他に何を言ったんだろう…私……
イヤな汗をかいてきた……
「チャ、チャミくんあの…」
怖いながらも確認しようと声をかけたが
「すみませーーん！」
お客様に呼ばれて、私はテーブルへ向かう。
後ろには、ニッコリ笑って私に手を振るチャミくんの姿。
「………」
ものすごーーーく後ろ髪引かれる思いだわ…
戻ると、
チャミくんも他のテーブルについていて、
ちょうど予約のお客様の入れ代わりの時間になったことで忙しくなり、
それ以上の話は出来なくなってしまった。
……仕方ない。今は仕事に集中だ…！
レジを担当していると、
ジヘと龍司くんがやってきて
龍司くんがお財布を出そうとするのを制止した。
びっくり顔の龍司くんに
「今日は、ジヘとその彼氏にご馳走するという約束をしていたので、お支払いは結構です」
そう言うと
「本当にいいんですか？僕まで…」
龍司くんが遠慮がちに言う。
「2人で来い！って言ったの私だからね！」
そう言って笑うと
「あ、ありがとうございます！」
龍司くんも笑う。
仕事をしながら時々2人の様子を見ていたけど
ジヘが楽しそうに話すのを
ニコニコしながら相槌をうって聞いている彼もとても嬉しそうで
口数も少なそうだし、シャイだけど
話し好きでストレートな性格のジヘにはお似合いだな
なんて思っていた。
レジで2人を見送って手を振っていると
背後に人の気配を感じた。
「妹に先をこされたわけですね」
と言うから思わず振り向く。
そこにはニッコリ微笑んだチャミくんがいた。
「……チャミくんってさ……」
「なんですか？」
涼しい顔して私の隣に背筋を伸ばして立ったチャミくんに
勇気を振り絞って反撃に出た。
「…意外と……紳士じゃないよね…」
するとチャミくんはピクリと眉を動かして
「……どの口が言いますか…？ソレ。
俺は秘密をにぎってるんですよ……？」
目を細めて私を見下ろした。
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ゆうの(プロフ) - ちゃっぴーさん» コメントありがとうございます(*^^*) ああ、そんなこともありましたねぇ。(遠い目) これからもよろしくお付き合いくださいませ！ (2016年8月23日 6時) (
レス) id: e61f1c7906 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぴー(プロフ) - ふふ、Box in the shipでのメンバーとのイチャつきを思い出してしまいました。あ、はじめまして。こちらの作品いつも楽しんでキュンキュンしながら読ませていただいております。これからも楽しみにしていますね。 (2016年8月23日 3時) (レス) id: c62f0fa1a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かのかさん» コメントありがとうございます(*^^*) 私もたまたまやりたいことを見つけただけですよ〜。無理はしなくていいと思うけど、見つかったら教えてくださいね！ (2015年7月22日 14時) (レス) id: 216033f460 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - なんと、まったく同じように感じてまして、でも、同じでないのは自分のためになにか！がまだないこと。ホントだ！やらないと！自分のために使う時間だ！まずなにやるか決めよう！ (2015年7月21日 23時) (レス) id: 171b30f749 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - saranさん» コメントありがとうございます(*^^*) 皆がそれぞれの場所で頑張っていれば、胸を張った再会ができますよね(*^^*) お互いに頑張りましょう！そして、今後ともよろしくお願いします！m(__)m (2015年7月21日 14時) (レス) id: 216033f460 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2015年2月18日 22時
